MENU

ジャルプロ(jalupro)はほうれい線に効果あり?製剤の概要や効く理由を紹介

ほうれい線は、若いうちから目立つ方もいれば年齢を重ねることでくっきりと刻まれるようになったという方もいて、なくしたい方が多い症状です。

ヒアルロン酸が選ばれることが一般的ですが、近年ほうれい線に「ジャルプロ(jalupro)」と呼ばれる肌育注射を使用した施術が注目されています。

この記事では、ジャルプロについて詳しく紹介したあと、ほうれい線に効く理由なども併せて解説していきます。

ほうれい線をなくしたい、ジャルプロに興味がある方は、ぜひご覧ください。

ジャルプロとは

頬を触る手

注入製剤のひとつであるジャルプロは、ヒアルロン酸を配合している点が特徴です。

ここでは、ジャルプロについて詳しく紹介します。

ジャルプロの概要

ジャルプロは、美容皮膚科や美容外科などで使用される注入製剤で、ヒアルロン酸とアミノ酸を主成分としています。

ヒアルロン酸は高い保水力をもち、肌にうるおいを与えながら小ジワや乾燥をサポートする役割を果たします。

アミノ酸は、コラーゲン生成を助ける要素として知られ、加齢によって衰えた真皮層の環境を整える働きが期待されている点が特徴です。

従来のヒアルロン酸注射は「シワを埋める」治療ですが、ジャルプロは肌質改善を目指す治療です。

即効性はありませんが、自然な仕上がりを重視したい方に選ばれやすい施術となります。

ジャルプロの種類

ジャルプロには複数の種類があり、肌悩みや施術部位に応じて選ばれるのが一般的です。

種類主な特徴適応部位・肌悩み向いている方
クラシック(Classic)・アミノ酸+ヒアルロン酸を配合した基本タイプ
・肌の保湿、ハリをサポート
初期の小ジワ、乾燥、肌質改善軽度のほうれい線や肌の調子を整えたい方
HMW(High Molecular Weight)・高分子ヒアルロン酸を配合
・より深いシワに対応
ほうれい線、口元のシワ、軽いたるみ中程度のほうれい線が気になる方
ヤングアイズ(Young Eye)・目元専用の製剤
・デリケートな皮膚にも使用可能
目の下の小ジワ、クマ、くぼみ目元のハリ不足や疲れた印象を改善したい方
スーパーハイドロ(Super Hydro)・高濃度ヒアルロン酸+6種類のアミノ酸を配合
・保湿力と再生力を強化
深いほうれい線、強いたるみ年齢による肌のボリューム低下が気になる方

それぞれに特徴があるため、医師の診察でご自身の肌状況や希望に合わせて適した製剤を選択することが重要です。

ジャルプロの効果

ジャルプロは、肌内部へのアプローチによってほうれい線や肌質全体の改善を目指す治療です。

具体的には、以下のような効果が期待されます。

  • 肌のハリをサポート
  • うるおいを与える
  • ほうれい線の印象をやわらげる
  • ナチュラルな仕上がり

アミノ酸がコラーゲンの生成を助け、弾力を支える環境を整えるためピンとしたハリを取り戻すサポートをします。

また、ヒアルロン酸の高い保水力によって乾燥が原因の小ジワをやわらげ、みずみずしい質感を保つ点も特徴です。

ほうれい線への効果は、真皮層を整えて加齢や乾燥によるシワを目立ちにくくすることで得られます。

シワを直接埋めるのではなく、肌質改善を通じて徐々に変化が訪れるため、不自然さを避けられるメリットがあります。

ただし、効果の現れ方や持続期間には個人差があるため、医師と相談しながら施術計画を立てることが大切です。

ジャルプロのメリット

ジャルプロには、以下のようなメリットがあります。

  • 自然な仕上がりを目指せる
  • 肌質改善が同時にできる
  • 複数部位に応用できる
  • 他の治療と組み合わせやすい

ジャルプロは、肌内部の環境を整えるアプローチのため、施術直後に不自然な膨らみが出るようなことはなく、ナチュラルな変化を求める方に向いています。

コラーゲン産生をサポートする作用によって、ほうれい線の改善だけではなく、肌全体のハリやうるおい向上も期待されます。

また、ほうれい線、口元、フェイスライン、首、デコルテなどさまざまな部位に対応できる点もメリットです。

ヒアルロン酸注射やボトックス注射と組み合わせると、より満足度の高い仕上がりを目指すことも可能です。

ジャルプロのデメリット

ジャルプロはメリットが多くある施術ですが、検討する前に注意すべきデメリットも存在します。

以下は、ジャルプロのデメリットです。

  • 即効性は限定的
  • 効果の持続に個人差がある
  • 費用面の負担
  • 医師の技術に左右される

自然な変化が魅力のジャルプロは、即効性や劇的な変化が出るわけではなく、効果は徐々に表れるためすぐに改善したい方には物足りない可能性があります。

効果は数カ月続くとされますが、体質や生活習慣などによって持続期間はそれぞれ異なり、定期的な施術が必要なケースも見られます。

継続施術をするとなると、1回あたりの費用だけではなく、トータルコストも考慮した計画を立てなければなりません。

また、注入量や部位の選択は医師の経験や技術に依存するため、仕上がりに差がでることもあります。

副作用やリスク

ジャルプロは、比較的取り入れやすい施術とされていますが、以下のような副作用やリスクが存在します。

  • 腫れ、赤み
  • 内出血
  • かゆみ、違和感
  • アレルギー反応の可能性

注入治療であるため、注射をした刺激で一時的に腫れや赤みが出ることがあります。通常は数日で落ち着きますが、長引く場合は医師への相談が必要です。

また、細い血管に針が当たると内出血が起こることもあり、1~2週間程度改善までに時間がかかる可能性もあります。

まれに発生するリスクとして、かゆみや違和感が報告されています。強い症状を感じたら、すぐにクリニックへ連絡しましょう。

ごくまれに、成分に対するアレルギーを発症する場合もあるため、カウンセリングで過去のアレルギー歴を伝えておくことが大切です。

ヒアルロン酸との違い

ほうれい線の治療として広く知られているのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸注射は、シワやくぼみに直接注入して物理的にボリュームを補う治療です。

一方、ジャルプロは即効的にシワを埋めるのではなく、真皮層にヒアルロン酸やアミノ酸を届けて、肌の環境を整えることを目的としています。

そのため、ジャルプロの効果は穏やかに現れることが多く、ヒアルロン酸とは即効性に違いがみられます。

また、ヒアルロン酸は半年~1年程度持続するケースがあるのに対して、ジャルプロの持続期間は数カ月程度で、複数回の施術が推奨されることもある点も違いです。

ほうれい線ができる原因

頬を触る指

ジャルプロを検討する前に、なぜほうれい線ができるのかを把握してご自身に適した治療を選ぶ材料とすることが大切です。

ここからは、ほうれい線ができる原因について紹介します。

加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少

真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンは、肌の弾力やハリを担う重要な成分ですが、加齢によって産生量や質が低下していきます。

肌を支える力が弱まって、口元の皮膚がたるみやすくなった結果、ほうれい線ができやすくなります。

コラーゲンやエラスチンが失われると、肌の厚みも少なくなり外的刺激に弱い状態を招くことも、ほうれい線の原因のひとつです。

表情筋の衰え

顔の筋肉である表情筋は、日常生活で使用される反面、加齢とともに筋力が低下すると皮膚や脂肪を支える力が弱まって、下方向にたるみやすい特徴があります。

特に、口元は会話や咀嚼で頻繁に使用する一方で衰えも出やすいです。

表情筋が衰えると、皮膚の張力も失われて肌が薄く見えるため、よりシワが深く刻まれやすくなります。

脂肪の下垂

顔の皮下脂肪は、若いころは均等に保たれており、頬全体がふっくらとして見えますが、加齢とともに脂肪を支える靭帯や真皮層が弱まります。

その結果、重力の影響で脂肪が下に移動して、口元にボリュームが集まるとほうれい線の深さを強調します。

また、脂肪の分布が不均一になると、顔の立体感が失われて老けた印象になってしまうことも要因のひとつです。

ジャルプロがほうれい線に効く理由

口元を指差して笑う女性

ジャルプロは、アミノ酸とヒアルロン酸によってさまざまな効果が期待できますが、どのような作用でほうれい線に効果があるのでしょうか。

ここからは、ジャルプロがほうれい線に効く理由を紹介します。

真皮層に働きかける

ほうれい線は、皮膚表面だけではなく真皮層の衰えによって刻まれやすくなるため、直接働きかけるジャルプロが有効とされています。

ジャルプロは、真皮層に直接注入することで内部の環境を整えるサポートをします。

肌の土台部分を補って、ハリや弾力を取り戻す助けとなる点が特徴です。

コラーゲンの産生をサポート

ジャルプロに配合されているアミノ酸は、肌の主要成分であるコラーゲンの生成を助ける働きをもつとされています。

コラーゲンの量は加齢によって減少していきますが、ジャルプロを真皮層に注入すると、アミノ酸が細胞に必要な栄養素を供給します。

結果的に、肌の土台が整ってほうれい線の印象がやわらぐ可能性が期待される点が特徴です。

肌にハリやうるおいを与える

ジャルプロに配合されているヒアルロン酸は、保水力が高く肌にうるおいを与える効果が期待されます。

乾燥は、小ジワを強調してほうれい線を目立たせる要因のひとつとなります。

ヒアルロン酸が水分を抱え込むことで、肌の内側からふっくらとした質感をサポートして見た目の若々しさを保ちやすくなる点が特徴です。

アミノ酸によるコラーゲン産生サポートとの相乗効果で、ハリと弾力を取り戻す手助けとなり、ほうれい線の印象をやわらげる可能性があります。

シワを改善するだけではなく、肌全体の質感を底上げする効果が期待されます。

ほうれい線へのジャルプロ以外の選択肢

両指で頬を触る女性

ほうれい線への治療は、ジャルプロ以外にもいくつかの選択肢があります。また、組み合わせることで相乗効果が見込めるケースもあるでしょう。

ここからは、ほうれい線へのジャルプロ以外の選択肢を紹介します。

ヒアルロン酸注射

ほうれい線への治療法として長年選ばれてきたヒアルロン酸注射は、体内にも存在する成分であるヒアルロン酸を注入し、皮膚内部のボリュームを補う方法です。

即効性があり、施術直後からほうれい線が目立ちにくくなる点が特徴です。

ただし、効果の持続は半年~1年程度とされており、定期的な施術が必要になります。

また、注入量や部位の選び方によっては不自然に見えるリスクもあるため、経験豊富な医師による施術が重要です。

即効性を求める方や、大きな変化を希望する方には適した治療法といえます。

糸リフト

糸リフトは、特殊な溶ける糸を皮下に挿入して皮膚を引き上げる治療法です。

たるみによって強調されたほうれい線を物理的にリフトアップするため、フェイスラインの引き締めや輪郭改善にもつながります。

施術直後から変化が分かりやすく、数か月から1年程度持続するケースが多いといわれています。

一方で、腫れや内出血といったダウンタイムが出ることがあり、仕上がりも医師の技術によって差が生じます。

また、糸が溶ける過程でコラーゲン生成が促されるとされ、肌質改善の効果も期待されます。

強いたるみが原因でほうれい線が目立っている方や、フェイスライン全体を引き上げたい方に選ばれることの多い施術です。

まとめ

ジャルプロは、アミノ酸とヒアルロン酸によってほうれい線にアプローチする施術です。手打ちや水光注射で注入することで、ほうれい線だけではなく肌質を改善することも期待されます。

ジャルプロにはいくつかの種類があるため、ご自身の肌状態や希望に合わせて、医師と相談のうえで適した製剤を選びましょう。

BIJOU CLINICでは、患者様の肌の状態を確認のうえで、ほうれい線を改善させるために適した製剤を提案いたします。

ジャルプロの種類だけではなく、ほかの肌育注射もご用意しているため、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

前の記事 記事一覧に戻る 次の記事

タグ一覧

  • タグはまだありません
LINE LINEで予約する