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2026年2月9日
毛穴と一口にいっても、原因も対策も肌質によってまったく違います。
私自身、肌タイプがかなり極端で、鼻は超オイリー・おでこはやや脂性・頬は乾燥というバラバラな状態です。
そのため、鼻はいちご鼻による黒ずみ、頬は年齢とともに毛穴の開きやたるみが気になるなど、同じ顔の中でも悩みの種類が異なっていました。
実際にスキンケアを続けるなかで、脂性ゾーンと乾燥ゾーンでは効きやすい成分やケア方法がまったく違うことを実感しています。
この記事では、こうした肌質の違いを踏まえながら、試して良かった毛穴ケアをわかりやすくまとめました。自分の毛穴タイプを知るきっかけとして役立ててください。

毛穴の悩みはさまざまで、ひとつだけが原因の場合もあれば複合的な要因が絡み合っている場合もあります。
まずは、自分の肌質を見極めることが重要です。
普通肌は、皮脂と水分のバランスが比較的安定している一方、環境変化で脂性肌、乾燥肌のどちらにも傾きやすい点が特徴です。
毛穴もその影響を受けやすく、普段は目立ちにくくても、季節の変わり目や睡眠不足などが重なると、急にざらつきや開きが気になることがあります。
特別なケアよりも、肌の状態を乱さない丁寧な基本ケアが、毛穴の状態を保ちやすいポイントといえます。
脂性肌は、皮脂分泌が多くテカリやすい状態が特徴です。
毛穴が詰まりやすく、角栓、黒ずみ、いちご鼻につながりやすい傾向があります。
私の鼻はまさに超オイリーで、クレンジング直後は白い角栓が見えるのに、時間が経つとすぐ黒くなるタイプでした。
皮脂が過剰だと毛穴が内側から押し広げられ、開きも目立ちやすくなります。
一方で、洗いすぎると「皮脂をもっと出そう」と肌が反応するため逆効果になることもあるため注意が必要です。
脂性肌は、皮脂を必要以上に奪わず、詰まりにくい状態を維持するケアが重要です。
乾燥肌は、水分と油分のどちらも不足しやすく、キメが乱れやすい状態が特徴です。
皮脂が足りないことで毛穴がしぼんだように見え、たるみ毛穴(縦に伸びた毛穴)が目立つことがあります。
私の頬も乾燥しやすいタイプで、年齢とともに毛穴の開きとたるみが気になるようになりました。
乾燥が続くと肌のハリが低下し、毛穴の境界が滑らかに見えずに影として目立つケースも多いです。

実際に昔の私もそうでしたが、患者様からの相談を受ける際に多いのが、毛穴の黒ずみの原因がわからず闇雲にケアをしているケースです。
毛穴の黒ずみは、4パターンに分けられるため見分けたうえでケアをすることが重要です。
毛穴の黒ずみとして多いうえに見落とされやすいのが、毛が原因の黒っぽさです。
顔脱毛をしていない場合、産毛はほぼ存在しており、毛が影になって黒ずんで見えることがあります。
特に、鼻や口周りは毛が濃く見えやすく、角栓と勘違いされやすい部分です。
生えていないと思っていても、ルーペで確認すると細かい毛があるため、まずは毛なのかどうかを判別することが黒ずみケアの第一歩になります。
皮脂が過剰に分泌されると、毛穴の中で角栓がつくられ、さらに空気に触れて酸化することで黒く見えるようになります。
脂性肌に特に多いタイプで、私の鼻の毛穴もこの詰まりタイプが大きな原因のひとつでした。
クレンジングと洗顔の直後は白く見えるのに、時間が経つと再び黒い点が浮き出てくる点が特徴です。
皮脂分泌、角栓生成、酸化という流れで黒ずみが進むため、落とすケアと皮脂コントロールの両方が必要になります。
メラニン毛穴は、紫外線、摩擦、ターンオーバーの乱れなどによってメラニンが蓄積し、毛穴の縁が茶色く見える状態です。
洗顔をしても色が変わらず、黒というよりも茶色寄りの点状に見えるのが特徴です。
詰まり毛穴とは違い、汚れを取り除いても改善が見えにくいため、色ムラ対策ができる成分を取り入れること、刺激や摩擦を減らすことが重要なポイントです。
開き毛穴には主に二種類あり、皮脂詰まりで押し広げられたタイプと、加齢やダメージによるハリ低下で物理的な凹凸になっているタイプです。
私の場合、この2つが混ざりあった開き毛穴が鼻に存在していました。
肉眼で見ても穴や影としてはっきりわかるため、黒ずみというより形が目立つ悩みです。
皮脂コントロールだけでは不十分で、肌のハリを高めるケアや、必要に応じて美容医療を組み合わせる方向になります。

SNSなどで「これひとつで毛穴が消えた」などというフレーズを目にすることがありますが、毛穴はアイテムひとつでどうにかなるものではないというのが私の結論です。
どのタイプの毛穴に効くのかを理解し、必要なものを組み合わせて使用することが大切です。
まずは、詰まり毛穴に効くスキンケア成分を紹介します。
アゼライン酸は、皮脂分泌を穏やかに整えながら角栓の生成を抑える働きが期待でき、脂性肌寄りの毛穴悩みに相性が良い成分です。
私の鼻は超オイリーで、詰まりや黒ずみが目立つタイプでしたが、アゼライン酸を取り入れることで皮脂の過剰分泌が落ち着き、角栓ができにくくなったと実感しました。
刺激を感じる場合もあるため、濃度や頻度を調整しながら使用することで継続しやすいケアになります。
レチノールはターンオーバーを整え、毛穴に詰まった古い角質が排出されやすい環境を作る成分です。
鼻の詰まり毛穴に対して、レチノールを使い続けることで角栓が溜まるスピードが落ち着くと感じる方も少なくありません。
皮脂バランスの乱れや角質肥厚が重なった毛穴にとって、レチノールは根本から整える土台作りに役立ちます。
ただし、刺激が出やすいため、低濃度から週数回ペースで慣らすといった慎重な判断が必要です。

次に、鼻のメラニン毛穴に効くスキンケア成分を紹介します。
ビタミンCは、メラニン毛穴の原因である色素沈着にアプローチする代表的な成分です。
紫外線や摩擦、ターンオーバーの乱れによって毛穴の縁が茶色く見える場合、肌の明るさを整え、色ムラをケアする目的で使用されることがあります。
抗酸化作用も期待できるため、毛穴周りの酸化ストレス対策として相性が良い点も特徴です。
ナイアシンアミドは、肌の透明感をサポートしながら、メラニンの過剰生成を抑える働きが期待できる成分です。
刺激が少なく幅広い肌質で使用しやすいため、メラニン毛穴のケアとして日常的に取り入れやすいでしょう。
ビタミンCのようにピンポイントで明るさを出すというより、肌全体の均一感を育てるようなイメージで続けやすい成分です。
レチノールは、ターンオーバーを整える効果が期待できるため、色素沈着が長く残りにくい環境をサポートします。
メラニン毛穴は、肌のターンオーバーが滞っていることで茶色い影として残りやすいため、レチノールによる角質ケアが役立ちます。
肌表面を滑らかに整え、毛穴の縁がくすんでいる状態を改善に導く点が特徴です。

続いて、鼻の開き毛穴に効くスキンケア成分を紹介します。
アゼライン酸は皮脂分泌を整える作用が期待でき、皮脂によって押し広げられたタイプの開き毛穴に向いている成分です。
皮脂量が落ち着くことで毛穴周辺の負担が軽減し、毛穴が目立ちにくい状態を維持しやすくなります。
また、角栓の生成を抑える働きもあるため、詰まりと開きが混在する毛穴タイプにも適した選択肢です。
脂性寄りの部分に取り入れやすい成分で、複合型の毛穴悩みにも活用されることが多いです。
レチノールはターンオーバーを整え、肌のハリや弾力を支えることで、加齢やダメージによる凹凸タイプの開き毛穴の土台づくりに役立つ成分です。
規則正しい角層の入れ替わりを促すことで、毛穴の縁がなめらかに整い、影として見える毛穴の印象を軽減しやすくなります。
特に加齢によるゆるみやハリ不足が関係している毛穴に対しては、継続的に取り入れることで環境を整える効果が期待されます。
ナイアシンアミドは、毛穴の開きに対して肌の引き締めをサポートする成分として知られています。
肌のキメを整え、油分・水分のバランスを保つことで、毛穴がゆるみやすい環境を改善しやすくします。
また、バリア機能をサポートする作用もあるため、肌の状態が不安定なときでも取り入れやすい点が特徴です。
開き毛穴に対して“土台を整えるケア”として役立つ成分のひとつです。

続いて、頬の毛穴に効くスキンケア成分を紹介します。
ヒアルロン酸は、肌の水分保持をサポートする代表的な保湿成分です。
乾燥によってキメが乱れると毛穴が影として見えやすくなりますが、ヒアルロン酸で肌にうるおいを与えることで、ふっくらとした質感を維持しやすくなります。
水分不足が原因で毛穴が広がって見えるタイプの頬には、日常的に取り入れやすい成分で、乾燥由来の毛穴を整える土台づくりに役立ちます。
セラミドは肌のバリア機能を守り、外的刺激からのダメージを防ぐ働きが期待できる成分です。
バリア機能が低下すると乾燥が進み、毛穴が縦に伸びたように見える原因になります。
セラミドを補うことでうるおいが逃げにくくなり、肌のふっくら感が保たれ、毛穴の見え方が安定しやすくなります。
乾燥による頬の毛穴悩みには欠かせない基礎的な成分といえます。
アスタキサンチンは強力な抗酸化作用を持つ成分で、肌のハリや弾力を支えるケアとして活用されます。
乾燥が続くと肌の土台がゆるみ、毛穴がたるんだように見えることがありますが、抗酸化アプローチによって肌のハリがサポートされると、影として見える毛穴の印象が和らぎやすくなります。
頬の毛穴がしぼみ感によって目立つ場合に適した選択肢です。
PDRNは、肌のコンディションを底上げする目的で使用されることの多い成分で、乾燥が進んだ肌の質感を整えるサポートが期待できます。
肌が整うことでハリやなめらかさが出やすくなり、たるみ毛穴や影が目立つ頬に適しています。
私自身が頬の毛穴に良かったと感じた成分で、うるおいを与えるだけでは補いきれない“肌の密度感”を支える方向性のケアに向いています。

毛穴悩みはスキンケア成分だけでなく、日々のセルフケアによっても大きく変わります。
特に、脂性ゾーンの詰まりや黒ずみは「落とす工程」が不十分だと改善を感じにくく、逆にやりすぎると乾燥を招くためバランスが重要です。
私自身、鼻の詰まり毛穴に対してセルフケアを見直したことで、角栓の溜まりにくさを実感しました。
ここでは、実際に役立ったと感じたセルフケアを紹介します。
クレンジングは、いちご鼻・黒ずみ対策において特に重要な工程です。
私はミルク・バームなどさまざま試しましたが、皮脂や角栓汚れに関してはオイルクレンジングをきちんと乳化させて落とす方法が最も効果を感じました。
ベースメイクの酸化亜鉛を避けたこととオイルクレンジングを併用することで、詰まりが明らかに減った実感があります。
落とす工程を整えるだけでも、毛穴の調子が大きく変わりやすいポイントです。
毛穴ブラシ洗顔は、日々の汚れや古い角質を無理なく取り除くサポートとして役立ちます。
繊細なブラシを使用することで、手洗いでは落としきれない細かな汚れにアプローチしやすく、洗いすぎによる負担も避けられます。
私も毛穴ブラシを取り入れ、鼻周りのざらつきが残りにくくなりました。
ただし、毎日ではなく肌の状態に合わせた頻度で使うことがポイントです。
ふやかすタイプの鼻パックは、すでに溜まってしまった角栓をリセットする目的で使用します。
無理に引き抜くタイプではなく、角栓を柔らかくして浮き上がらせることで負担を減らせる点が特徴です。
私も定期的に取り入れていますが、角栓が蓄積してしまったときのリセットとして役立ちました。
日々のケアだけでは取りきれない詰まりに補助的に使うアイテムとして相性の良い方法です。
毛穴悩みは一見同じように見えても、原因は「脂性」「乾燥」「メラニン」「開き」など複数に分かれ、それぞれで必要なアプローチがまったく異なります。
私自身、鼻は超オイリーでいちご鼻、頬は乾燥による開き毛穴と、同じ顔の中でも悩みが別々でした。
そのため、部位ごとにケア方法や使う成分を変えることで、毛穴の状態が安定しやすくなったと感じています。
重要なのは、自分の毛穴タイプを見極め、その原因に合ったケアを選ぶことです。
無理にひとつのアイテムで解決しようとせず、目的に合わせて組み合わせることで、毛穴は確実に扱いやすくなります。
毛穴悩みを抱えている方は、ぜひBIJOU CLINICまでご相談ください。