2025年10月31日
プルリアルはポリヌクレオチド(PN)を主成分とした、肌のハリや弾力をサポートする効果が期待される注入製剤です。
肌のお悩みに幅広く対応可能といわれ、美容医療の分野で注目されていますが、アレルギーの可能性はないのかと不安を感じている方も少なくありません。
魚や魚卵アレルギーとの関連は耳にするかもしれませんが、それ以外にも注意すべき要因があります。
この記事では、プルリアルとアレルギーの関係について詳しく解説します。
アレルギーが不安な方、注意点を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

プルリアル(プルリアルデンシフィア)は、含まれている成分によってアレルギー反応が起こることがあります。
成分や免疫反応の仕組みを理解し、アレルギーリスクをどのように考えるかについて解説します。
プルリアルには複数の種類が存在し、大きく分けるとポリヌクレオチド(PN)主体の製剤と、ヒアルロン酸主体の製剤があります。
デンシファイやシルクはPNを主成分とし、細胞外マトリックスを再構築することで、肌の弾力や水分保持をサポートします。
一方、バイオスカルプチャーはヒアルロン酸を主体とし、輪郭形成や深いシワの補正に用いられることが多い製剤です。
特に、PNはサケ由来の成分が使用されているため、魚や魚卵アレルギーとの関連性が懸念され、施術が受けられない場合があります。
ただし、プルリアルは製造過程でアレルギー反応が出やすいタンパク質を除去していて、リスクが軽減されています。
一方、ヒアルロン酸製剤でまれに過敏症を示すケースがあるとされていて、デンシファイには非架橋ヒアルロン酸が配合されていることは覚えておきましょう。
プルリアルのアレルギーリスクは、成分だけでなく、製剤全体の構成を理解することが重要です。
アレルギーは、体内に入った特定の物質を免疫が「異物」と判断し、過剰に反応することで起こります。
アレルギーを引き起こす成分(アレルゲン)が体内に入って、約2時間以内に症状が現れる状態を即時型アレルギーと呼び、IgE抗体(免疫物質)が関与しています。
(参照:「アレルギーについて」アレルギーポータル)
症状には個人差がありますが、蕁麻疹や呼吸困難などを引き起こす場合もあるため、注意が必要です。
注入製剤では、成分そのものが原因となるほか、防腐剤や架橋剤などの添加物がトリガーになるケースもあります。
また、1度反応が出ると次回以降により強く症状が現れることもあり、施術を繰り返すことの多い美容医療においては理解が欠かせません。
プルリアルを含む注入製剤は、皮膚の奥に直接成分を入れるため、万が一アレルギー反応が出た場合、症状が全身に及ぶ可能性があります。
PN製剤では魚由来成分に反応するケースや、ヒアルロン酸製剤でもまれながら過敏症の報告もあります。
複数の臓器に強い症状が現れることをアナフィラキシーと呼び、重篤な全身の過敏反応や命に関わる恐れもあるため、注意が必要です。
美容目的の施術も医療行為であり、アレルギーリスクを考慮する必要があります。
施術前に既往歴や体質について医師と十分に相談することで、リスクの軽減につながります。

プルリアルに含まれる成分や添加物によって、アレルギーが起こる可能性はあると言えます。
ここでは、具体的に考えられるアレルギーの種類を解説します。
プルリアルの主成分であるポリヌクレオチド(PN)は、サケ由来のDNAから精製されています。
魚・魚卵アレルギーのある方は、成分に反応してアレルギー症状が起こるリスクがあるため、施術を受けられない場合もあります。
症状は軽度のかゆみや赤みから、重度になるとアナフィラキシーに至ることもあり、慎重な判断が必要です。
小児期に魚卵アレルギーがあった方、魚介類を食べると蕁麻疹が出る方は、PN製剤であるプルリアルは適用外となる可能性があります。
そのため、魚・魚卵アレルギーがある方は、事前に医師へ相談し、必要に応じて代替治療を検討することが推奨されます。
ヒアルロン酸は人の体内に存在する成分であり、アレルギーリスクは比較的低いとされていますが、まれに過敏症が現れるケースがあります。
ヒアルロン酸自体や、製剤に含まれる架橋剤(ヒアルロン酸を結合させ安定化させる化学物質)に反応する場合です。
また、自己免疫疾患の既往歴がある方や炎症体質の方は、リスクがやや高くなる可能性があるため、注意しなければなりません。
ヒアルロン酸関連のアレルギーはまれではありますが、ゼロではない点を理解しておきましょう。
プルリアルデンシファイの主な成分は、PNと非架橋ヒアルロン酸、マンニトールです。
どの成分に反応が起こる可能性が高いかは個人差がありますが、1種類のアレルギーを持つ方は、他のアレルゲンにも反応しやすい傾向があります。
例えば、魚卵アレルギーがある方が、別の魚由来成分にも反応することも考えられます。
複数の要因が同時に作用して複合的に症状を引き起こすケースもあり(交差反応)、アレルギーの原因はひとつとは限りません。
アレルギーの既往がある場合は、組み合わせによるリスクが存在することを覚えておくことが重要です。
化粧品やサプリメント、食品などでアレルギー反応を経験したことがある方は、念のため医師に伝えて対応を検討しましょう。

プルリアルを注入した後にアレルギーが起きた場合、人それぞれ症状が異なります。
軽度の違和感しかないこともあれば、重篤な全身反応につながることもあります。
ここでは、実際に起こり得る症状や見分け方を解説します。
軽度のアレルギー症状としては、注入部位の赤みやかゆみ、軽い腫れなどです。
これらは注入行為そのものによる刺激や炎症反応でも起こるため、必ずしもアレルギーとは限りません。
ただし、数日経っても症状が引かない場合や、範囲が広がる場合は、免疫反応の可能性が疑われます。
特に、かゆみが強かったり、湿疹のようなぶつぶつが出たりしたときは、軽度でもアレルギー性の反応が考えられます。
通常のダウンタイムと区別がつきにくいため、症状が長引いた場合は早めに医師へ相談しましょう。
中等度のアレルギー症状には、蕁麻疹、広範囲の発疹、むくみ、熱感などが挙げられます。
これらは全身性の免疫反応が関与していることが多く、単なる局所の炎症とは区別されます。
発疹が身体の複数個所に広がる、眠れない程かゆみが強いなどの症状がある場合は注意が必要です。
このような症状が出た場合は、医師の診断を受けてアレルギーの処置を行い、プルリアルの施術計画の見直しを検討することもあります。
最も注意が必要なのは、アナフィラキシーのような重度のアレルギー反応です。
複数の臓器に急速に強い症状が現れる状態をアナフィラキシーと呼び、一般的な症状は以下のようなものがあります。
| 皮膚 | 蕁麻疹、かゆみ、発疹、赤み、むくみなど |
| 呼吸器 | 息苦しさ、喘息症状など |
| 粘膜 | 目の充血や腫れ、かゆみ口腔内や唇、舌の違和感や腫れなど |
| 消化器 | 嘔吐、下痢など |
| 神経 | 頭痛、意識障害、血圧低下など |
施術直後から約2時間以内にこのような症状が複数同時に、急激に起こるのは、アナフィラキシーの可能性があります。
特に、血圧低下や意識低下を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼び、命に関わる恐れがあるため、早急に医療機関の受診が必要です。
(参照:「アナフィラキシー/Q&A」一般社団法人 日本アレルギー学会)

プルリアルの施術後にアレルギー反応が生じた場合、症状の程度に応じて適切な対応をすることが重要です。
主な治療法は以下のようなものがありますが、症状や状況、個人差により、適した治療は異なります。
| 軽度 | 冷却・抗ヒスタミン薬内服など |
| 中等度 | 抗ヒスタミン薬内服・ステロイド外用薬など |
| 重度 | アドレナリン投与・緊急対応が必要 |
ヒアルロン酸過敏症の場合は、ヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼの投与が検討されることもあります。
また、重度のアナフィラキシーの救急対応では、状況に応じて輸液療法や救命措置が必要な場合もあります。
これらはあくまで代表的な治療法であり、全ての方に当てはまるわけではありません。
自己判断は避け、異常が続く・強い場合は医師の診断を受けて指示に従ってください。
プルリアルでアナフィラキシーが起こることは非常にまれですが、万が一のときのために、緊急時の対応をクリニックに確認しておきましょう。

プルリアル施術の際、アレルギーのリスクをゼロにすることは難しいかもしれません。
しかし、事前の準備や医師との相談によって、リスクの軽減は可能です。
ここでは、施術を受ける前後に注意すべきポイントを解説します。
アレルギーリスクを減らす大きな要因は、施術前のカウンセリングで体質や既往歴を正確に伝えることです。
魚や魚卵アレルギーだけでなく、過去に化粧品や薬剤、食品などで起きた反応や、花粉症、アトピー性皮膚炎の有無も申告してください。
また、現在服用している薬や既往歴、注射や点滴での異常反応など、一見関連がないように思えることでも医師の診断に必要なこともあります。
医師はこれらの情報をもとに、適切な製剤選択や施術計画を立てます。
伝え忘れがあると予期せぬリスクにつながる恐れもあるため、カウンセリングでは些細なことも正直に伝える意識が大切です。
プルリアルを受ける前に、必要に応じてアレルギーの有無を確認する検査を行う方法もあります。
例えば、血液検査によるIgE抗体の測定で、魚や特定の保存料などに対する感受性を調べられます。
パッチテストを行い、局所的な過敏反応を確認することもあるため、医師の指示に従いましょう。
ただし、すべての反応を事前に把握できるわけではないため、検査結果が陰性であってもアレルギーが起こらないとは限りません。
また、検査を行うかどうかも、アレルギー歴や体調などに応じて医師が判断します。
プルリアルを含む注入治療において標準的な検査ではないため、少しでも不安がある場合は事前に相談しておくことが推奨されます。
施術後は、ダウンタイム中に赤みや腫れが一時的に出ることがありますが、通常は数日〜1週間ほどで落ち着きます。
しかし、強いかゆみや広範囲の蕁麻疹、呼吸のしづらさなどが出た場合は、アレルギー反応の可能性があります。
症状が軽度だと感じても長引くこともあるため、自己判断を避け、すぐに医師に相談してください。
プルリアルではまれな反応ですが、アナフィラキシーのような重篤なアレルギー症状が起こる可能性もゼロではありません。
そのため、施術を受ける医療機関が、緊急時にどのような対応を取れるのか確認しておくことが重要です。
カウンセリングの際に、アレルギーが起こった場合の対処法、緊急や夜間の連絡先、重篤な症状の場合の連携先など、具体的に聞いておくとよいでしょう。
施術前に万が一の対応を確認しておくことで、不測の事態に焦らず対処することができます。
プルリアルは、幅広い肌のお悩みに適応し、肌の質感を整える目的で用いられる製剤です。
ただし、アレルギーが起こるリスクはゼロではないことを覚えておきましょう。
特に、サケ由来のポリヌクレオチド(PN)は、魚・魚卵アレルギーの方は適応外になる場合があるため注意が必要です。
ヒアルロン酸製剤も架橋剤に反応するケースもあるため、過去に反応したことがある、他のアレルギーがあるなどの方は慎重な判断をすることが重要です。
アレルギーのリスクを減らすためには、施術前のカウンセリングで医師に正確に情報を伝えなければなりません。
既往歴や服薬、体質、過去のアレルギー反応は、医師と情報を共有しましょう。
アレルギーについてきちんと理解して、信頼できる医師とよく相談しながら施術計画を立てることで、リスクの軽減につながります。
BIJOU CLINICは、プルリアルデンシファイの肌育注射、シルクの目元や口元のケアを行っております。
丁寧なカウンセリングのうえで、自然で洗練された仕上がりを目指して、患者様に適した治療をご提案いたします。術後のサポート体制も整えているため、プルリアル施術におけるアレルギーが不安な方は、BIJOU CLINICへご相談ください。
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