プルリアルは頬コケに効く？特徴と効果・ダウンタイムや費用目安まで解説

年齢とともに頬がコケてしまい、老けた印象や疲れ顔に見られることに悩む方は少なくありません。

そんな頬コケの改善に注目されているのがプルリアルです。

持続力が長く、自然なボリュームアップが期待できるプルリアルは、美容注射の中でも近年人気が高まっています。

この記事では、プルリアルの特徴や頬コケへの効果、種類別の違い、ダウンタイムや費用相場について詳しく解説します。

肌育注射を検討している方、プルリアルの効果が知りたい方など、自分に合った施術を選ぶための参考にしてください。

頬コケの原因とは　

頬のコケやへこみは、単に痩せているから生じるわけではなく、加齢や体質が複合的に影響します。

代表的な要因として以下のようなものが挙げられます。

• 骨の萎縮
• 女性ホルモンの低下
• 脂肪の減少
• 表情筋や靭帯の衰え
• 肌のターンオーバー機能低下など

これらの変化により皮膚のハリや弾力が失われ、重力に従って皮下組織が下垂することで頬がこけたように見えてしまうのです。

特に40代以降は、肌の構造を支える要素が同時に衰えていくため、頬のボリューム不足が顕著になりやすいです。

このため、根本からの肌再生を目的とした治療が選ばれることが多い傾向にあります。

プルリアルとは？　

プルリアル（Pluryal）は、肌育注射に用いられる製剤の一つで、肌の弾力やハリを回復させる目的で使用されます。

主成分はポリヌクレオチド（PN）かヒアルロン酸で、ポリヌクレオチドはサーモン由来のDNA断片を高純度に精製したものです。

ポリヌクレオチドは細胞の修復を促す作用があり、肌本来の再生力を引き出して若々しい状態へと導きます。

シワやたるみの改善だけでなく、肌全体の質感を根本から整える可能性がある治療として注目されています。

プルリアルのダウンタイムや副作用は？　

プルリアルは、注入直後に軽い赤みや腫れ、ボコつきが出ることがありますが、通常数日〜1週間ほどで落ち着きます。

内出血やむくみも一時的で、1週間程度で自然に改善することがほとんどです。

まれに炎症や血腫、圧痛が見られることもありますが、多くは免疫反応の一環として起こり、長期に続くケースは少ないとされています。

事前のカウンセリングでアレルギーや既往歴の有無を申告したり、アフターケアをしっかり行ったりすることでリスクを軽減できる可能性が高くなります。

プルリアルの費用相場　

プルリアルの施術費用は、クリニックや注入方法、使用量によって変動します。

ここでは、注入方法別のプルリアルの費用相場を紹介します。

注入方法	費用相場
手打ち	9～11万円
水光注射	8～10万円
ターゲットクール	5～7万円

同じ施術であってもクリニックによっても価格に差がありますが、ただ安いからという理由だけでクリニックを選ぶのはおすすめしません。

経験豊富な医師がいて、肌育注射のさまざまな種類の施術経験があるクリニックを選ぶことでリスクを減らすことにつながります。

プルリアルの特徴　

プルリアルには大きく3つの特徴があります。

• 品質管理の徹底：製造過程で不要なタンパク質を限りなくゼロに近い形で除去し、EUのCEマークを取得
• 肌を内側から立て直す作用：単に不足した成分を補うのではなく、肌本来の修復機能を刺激し、コラーゲンやエラスチンの産生を助ける
• 肌質改善効果：小じわや乾燥によるくすみを和らげ、ハリや弾力を高めることで、若々しい印象へ

プルリアルは、従来の注入剤とは異なった作用で、肌の基盤を再構築するとされる点が大きな特徴です。

プルリアルは頬コケに効く？さまざまな効果　

プルリアルは、頬のコケやへこみといった加齢のサインにも効果が期待できます。

ポリヌクレオチドの働きによって真皮層の細胞が活性化しやすくなり、コラーゲンやヒアルロン酸の生成が促進されることで、肌がふっくらとボリュームを取り戻す作用が期待されます。

また、組織修復作用により肌の土台そのものを強化しやすくなるため、表情筋や脂肪の減少で生じた頬のへこみにも内側からアプローチできます。

施術後は頬のハリや丸みが自然に改善され、顔全体が若々しく見えるようになります。

ボリューム不足を根本から改善する点が、プルリアルの大きな魅力です。

プルリアルは頬コケに効く？

実際にプルリアルは頬コケ改善に効果的とされています。

ヒアルロン酸注入が単純にボリュームを足す治療だとすると、プルリアルはポリヌクレオチドによって細胞修復やコラーゲン生成を促し、自分自身の肌をふっくらと再構築していく点が大きな特徴です。

自然なハリが戻るため、不自然に膨らむ心配が少なく、若々しい印象を保ちながら改善しやすくなります。

また、持続期間も6〜12ヵ月と比較的長く、定期的な施術で安定した効果の維持が期待できます。

加齢に伴う頬のボリュームロスを根本から改善したい方にとって、有力な選択肢の一つといえるでしょう。

プルリアルのその他の効果

プルリアルは頬コケ以外にも幅広い美容効果があります。

例えば、目元の小じわやクマ改善、肌の赤みやくすみの軽減、乾燥予防などです。

抗酸化・抗炎症作用が働くため、肌トラブルの予防にもつながります。

また、ターンオーバーが促進されることで古い角質が排出され、透明感のある明るい肌へと導かれます。

肌質そのものを底上げする治療のため、年齢肌が気になる方だけでなく、肌の基礎力を高めたい若い世代にもおすすめです。

頬のボリューム改善に加え、全体的な肌質アップを目指せるのが、プルリアルの大きな強みです。

プルリアルの種類別特徴と施術頻度　

プルリアルは、美肌再生や肌質改善を目的とした注入製剤で、大きく以下の3種類に分けられます。

• プルリアルシルク
• プルリアルデンシファイ
• プルリアルバイオスカルプチャー

これらのシリーズはそれぞれ配合成分や働きが異なります。

小じわやクマに適したものから、肌全体の質感改善、さらにはボリュームロスによる頬コケの改善に対応しやすいものまで幅広い選択肢があります。

目的やお悩みに応じて製剤を選ぶことが重要です。

プルリアルシルクの特徴と施術頻度

プルリアルシルクは、特に目元や口元といったデリケートな部位に適した製剤です。

ポリヌクレオチドが肌の再生を促し、目周りの小じわやクマ、口元の細かなシワにアプローチします。

目元注入製剤でCEマークを取得している製剤として注目を集めています。　

施術は3週間ごとに3回、その後は3〜6か月ごとの継続がおすすめとされています。

頬コケ自体への効果は限定的ですが、顔全体の若々しい印象づくりに役立ちます。

※当院ではプルリアルシルクを取り扱っております。

プルリアルデンシファイの特徴と施術頻度

プルリアルデンシファイは、ポリヌクレオチドに加えて非架橋ヒアルロン酸と抗酸化成分マンニトールを組み合わせた製剤です。

肌の水分保持力を高め、コラーゲンを増やすことでハリや弾力を回復させます。

乾燥や赤み、色ムラの改善にも有効で、顔全体・首・手の甲・デコルテと幅広い部位に使用可能です。

施術は3週間ごとに3回行い、その後は3〜6か月ごとの追加が推奨されます。

頬コケ改善のための土台づくりとして選ばれることも多い製剤です。

※当院では、プルリアルデンシファイを取り扱っております。

プルリアルバイオスカルプチャーの特徴と施術頻度

プルリアルバイオスカルプチャーは、架橋ヒアルロン酸と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた製剤です。

肌のハリを整えるだけでなく、頬のボリュームロスやコケの改善に効果を発揮します。

硬くなりすぎず自然に馴染むため、ふっくらとした若々しい印象を与えやすい点が特徴です。

対象部位は顔全体・首・手の甲で、1か月ごとに2〜3回、その後は半年に1回程度の施術が目安です。

特に頬コケの改善を目指す方に適しています。

※当院ではプルリアルバイオスカルプチャーの取扱いはございません。

プルリアルの種類は何を使えばいい？　

プルリアルは種類によって効果の得意分野が異なるため、目的に応じた選択が大切です。

小じわやクマを改善したい場合はシルク、頬コケだけでなく肌全体の質感や赤みを整えたいならデンシファイ、ボリューム不足が気になる場合はバイオスカルプチャーが適しています。

信頼できるクリニックを選ぶことで肌の状態や年齢、生活習慣まで考慮してどの製剤が合っているかを選択してもらえるでしょう。

プルリアルシルクに向いている方

プルリアルシルクは、目元や口元といった繊細な部位に適した製剤です。

プルリアルシルクはこんな方におすすめです。

• 目元・口元の小じわや乾燥が気になる方
• 目の下のクマやくすみを改善したい方
• ストレッチマークや浅い傷跡を目立たなくしたい方
• 顔全体を自然に若返らせたい方

プルリアルシルクは、小じわや乾燥、クマやくすみの改善を目指したい方に向いています。

また、ストレッチマークや浅い傷跡のケアにも活用されることが多いです。

頬コケの改善には直接的な効果は少ないものの、細部を整えることで顔全体の印象を若々しく見せるサポートになります。

プルリアルデンシファイに向いている方

プルリアルデンシファイは、肌の赤みや色ムラ、乾燥を改善しながら、ハリや弾力を取り戻すことを目的とした製剤です。

以下のような肌悩みを持つ方におすすめの施術です。

• 肌の赤みや色ムラ、乾燥が気になる方
• 全体的にハリや弾力が落ちてきた方
• 頬コケを改善したい方
• 他の美容施術を受ける前に肌の土台を整えたい方

プルリアルデンシファイは、コラーゲン生成を促進する働きにより、頬コケの改善にも効果が期待できます。

肌の土台を整えることで、他の施術との相性も良く、総合的な若返りを目指せます。

プルリアルバイオスカルプチャーに向いている方

プルリアルバイオスカルプチャーは、頬コケや顔全体のボリューム不足に悩む方に適した製剤で、以下のような方におすすめです。

• 頬コケやボリューム不足が気になる方
• しわやたるみを改善したい方
• 首のしわや保水力低下が気になる方
• 顔全体の若返りを目指したい方

ヒアルロン酸の働きで自然なボリュームアップが可能なうえ、肌質改善やしわ・たるみの改善にも効果を発揮します。

頬コケによって老けた印象を和らげ、ふっくらとした若々しい顔立ちを取り戻すサポートになります。

プルリアルの注入方法　

プルリアルは頬コケや小じわ、肌質改善に効果が期待できる美容注射です。

注入方法にはいくつか種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。

ここでは代表的な 手打ち・水光注射・ターゲットクール の3つについて解説します。

施術方法を理解することで、ご自身の肌悩みや希望に合った治療法を選びやすくなります。

手打ち

手打ちは、医師が直接注射器でプルリアルを皮下に注入する方法です。

医師によるプルリアルの手打ちの特徴は以下のようなものがあります。

• 医師が肌の状態を見極めながら注入できる
• 機械では届かない細かい部位にも対応可能
• 頬コケのような局所的な悩みに効果的

細かな調整が可能なため、機械ではアプローチしにくい繊細な部位や、特に気になる範囲に集中的に注入できます。

頬コケのようにボリューム不足が気になる部位に対してもピンポイントで対応しやすく、自然な仕上がりを目指す方に向いています。

水光注射

水光注射（ハイコックス）は、9本の極細針を使って肌を吸引しながら均一に薬剤を注入する方法です。

液漏れが起こりにくく、薬剤を効率よく浸透させる効果が期待できます。

水光注射の特徴としては以下のようなものがあります。

• 均一に注入でき、仕上がりがなめらか
• 内出血や赤みが少ない場合が多く、ダウンタイムが短め
• 創傷治癒効果で肌再生もサポート
• 頬コケ改善の前段階として肌質を整えたい方にもおすすめ

施術時の痛みや内出血が少なく、ダウンタイムも短めで、針で生じた微細な穴による創傷治癒効果で、コラーゲン生成やターンオーバー促進も期待できます。

頬コケの土台を整えたい方や、肌全体のハリや弾力をアップさせたい方に適しています。

ターゲットクール　

ターゲットクールは、低温のCO2ガスを高速で噴射し、薬剤を瞬時に微細な氷の粒に変えて皮膚に導入する方法です。

ターゲットクールは以下のような特徴を持っています。

• 冷却効果で痛みを軽減
• 微細な氷状の薬剤が効率よく浸透
• ダウンタイムが短く、幅広い肌悩みに対応
• 頬コケ改善と同時に肌全体をケアしたい方に適している

ターゲットクールは、冷却効果により痛みを抑えつつ、薬剤を効率的に浸透させることが可能です。

プルリアルを使用することで、頬コケの改善だけでなく、しわ・たるみ・肌質全般のケアにも役立ちます。

ダウンタイムを軽減したい方や、痛みに不安がある方にも選ばれやすい方法です。

頬コケに効くプルリアル以外の治療　

頬のコケは皮下脂肪や骨の変化など、肌の奥深くから影響を受けるため、セルフケアだけでは改善が難しい場合があります。

早期にふっくらとした印象を取り戻したい方には、美容医療の選択肢が有効です。

ここでは、プルリアル以外で頬のボリュームを改善できる代表的な治療法をご紹介します。

脂肪注入

脂肪注入は、自分の脂肪を採取して頬に注入することで、こけた部分を自然にふくらませる治療です。

加齢に伴う脂肪減少による老け感を改善し、若々しい輪郭を作ります。

少量ずつ丁寧に注入することで、しこりになりにくく自然な仕上がりが期待できます。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、ボリュームアップ効果のあるヒアルロン酸を注入し頬の凹みやこけを補う美容治療です。

プルリアルに使用されている非架橋ヒアルロン酸は水分が多く、ボリュームを出す効果も緩やかです。

一方、ヒアルロン酸注入に用いられる架橋ヒアルロン酸は即時的なボリュームアップに効果が期待できます。

ヒアルロン酸は高い保水力を持つ成分で、注入すると瞬時に肌にボリュームが戻り、ふっくらとした印象を作れます。

高周波照射治療

サーマクールなどの高周波（RF）治療は、熱エネルギーで皮膚の奥を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。

これにより、肌の引き締めやリフトアップ効果が期待でき、頬の位置や高さを改善しやすくなります。

切らずに行えるため、ダウンタイムが少なく、自然な若返りを目指す方に適しています。

糸リフト

糸リフトは、溶ける特殊な糸を使ってたるんだ皮下脂肪を持ち上げ、頬のボリュームを整える施術です。

メスを使わずに注入できるため、施術後すぐに日常生活に戻ることが可能です。

糸による刺激でコラーゲン生成も促されるため、リフトアップ効果と肌のハリ改善が期待できます。

まとめ

プルリアルは、頬コケをはじめとする加齢によるボリュームロスを自然に補うことができる美容注射です。

種類によって得られる効果や持続期間が異なるため、希望する仕上がりや改善したい部位に合わせて選択することが大切です。

頬コケが気になる方は、まずはカウンセリングで適した種類を提案してもらうことが理想的です。

頬コケを改善し、若々しい印象を取り戻すための選択肢として、プルリアルは有効な治療法といえるでしょう。

『BIJOU CLINIC』では、プルリアルシルク・プルリアルデンシファイの手打ち注射と水光注射、ターゲットクールを導入しています。

丁寧なカウンセリングで、頬コケの原因を探り、患者様一人ひとりに合った施術を提案します。

肌育注射に関するご質問や不安なことなどありましたら、お気軽にご相談ください。