プルリアルの禁忌は?施術を受けられないケースと理由を解説

肌のハリや質感を整える「肌育」として用いられることが多いプルリアルですが、すべての方が受けられるわけではありません。

体質や既往歴によっては、施術が禁忌となるケースがあります。

この記事では、プルリアルを受けられない条件や理由について詳しく解説します。

プルリアルを検討する際、注意すべきポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

プルリアルの禁忌について

アルファベットが書いてある積み木

プルリアル(プルリアルデンシフィア)は、ポリヌクレオチド(PN)を主成分とする注入製剤で、肌の保湿力や弾力をサポートする目的で使用されます。

しかし、すべての方に適応しているわけではなく、禁忌に該当する状態で施術を行うとリスクが高まります。

禁忌を正しく理解することで、副作用を未然に防ぐだけでなく、自分に合った美容治療を選択する助けにしてください。

プルリアルとは

プルリアルはサーモン由来のポリヌクレオチド(PN)を精製した成分を主成分として作られた製剤です。

細胞外マトリックスの環境を整える作用により、肌を内側から健康に導く効果が期待されています。

デンシファイ・シルク・バイオスカルプチャーがあり、目的に合わせて適したシリーズを選べます。

製造過程でタンパク質を除去していて、アレルギーや副作用のリスクが低いとされていますが、ゼロとは言い切れません。

また、針を使用する医療行為であるため、副作用のリスクも考えられます。

安全性への影響を考慮して、施術を受ける前に体質や既往歴を医師と共有することが重要です。

禁忌を知っておく重要性

プルリアルを受けるにあたり、副作用やダウンタイムだけでなく、施術自体を避けるべき条件を理解しておくことが大切です。

禁忌に該当する場合、軽度でも自己判断するのはリスクを伴います。

予想外の炎症や強いアレルギー反応が起こる可能性もあるため、医師の判断が必要です。

プルリアルの施術前に禁忌を知っておくことは、自分に適した施術を選ぶことにもつながります。

プルリアル施術の禁忌・慎重対応

診察をする医師と患者

プルリアルはリスクが少ないとされていますが、体質や健康状態によっては適さないケースがあります。

ここでは、代表的な禁忌や慎重な対応が必要な状態について解説します。

魚・魚卵アレルギー

プルリアル(デンシファイ・シルク)はサケ由来のポリヌクレオチドを含むため、魚や魚卵に対してアレルギーを持つ方は施術を受けられない場合があります。

施術後に赤みやかゆみなどの皮膚症状が起こったり、蕁麻疹や呼吸困難などの重篤な反応を引き起こすことがあるため、注意が必要です。

血圧低下や呼吸困難などを伴う強いアレルギー反応をアナフィラキシーと呼び、緊急対応となる場合もあります。

(参照:「主なアレルギー疾患 アナフィラキシー」アレルギーポータル)

施術前にはアレルギー歴を伝え、必要に応じて検査や成分確認が行われることもあります。

軽度のアレルギーでも油断せず、自己判断ではなく医師の診断を受けることが重要です。

アレルギー体質

魚や魚卵以外でも、アレルギー体質をもつ方は複数のアレルゲンに反応することがあり、プルリアルの成分が新たな刺激になる可能性があります。

プルリアルの成分であるヒアルロン酸に対する過敏症も、そのひとつです。

施術後の腫れや赤みを単なるダウンタイムと見過ごしてしまうと、実際にはアレルギー反応が進行している場合もあります。

喘息やアトピー性皮膚炎などの既往がある方は、免疫応答が敏感なため注意が必要です。

他の食物アレルギーや花粉症、化粧品の成分などへの反応も含め、軽度でも医師に相談しましょう。

服薬や既往歴を申告することで、体質や皮膚状態も考慮して医師が施術計画を立てる助けになります。

妊娠中・授乳中

妊娠中や授乳中におけるプルリアルの安全性については、明確なデータが存在していません。

胎児や乳児への影響が不明なため、施術は避けることが一般的です。

妊娠・出産後はホルモンバランスが大きく変化し、肌が敏感になったり、色素沈着が起こりやすくなったりする傾向もあります。

そのため、注入製剤による刺激で副作用が強く出る可能性も否定できません。

美容施術はこれらの時期を避ける判断をして、母体と胎児・乳児の健康を優先し、落ち着いたころに改めて検討することが推奨されます。

免疫疾患・重度の持病

自己免疫疾患や免疫抑制治療を受けている場合、炎症や感染のリスクが高まるため、施術を避ける選択も考えられます。

免疫が低下している状態でプルリアル注射を行うと、通常であれば自然に治まる腫れや内出血が長引く可能性があります。

また、心疾患や肝疾患、腎疾患、糖尿病など、全身の状態に影響を与える持病をもつ方は、合併症のリスクもゼロではありません。

プルリアルはあくまで美容目的の施術であるため、医師の判断によりリスクが高いとされた場合は、施術を見合わせることもあると理解が必要です。

皮膚がんの治療中(既往歴)

皮膚がんの治療中、あるいは過去に皮膚がんを経験した方に対するプルリアルの施術は、慎重さが必要です。

主要部位やその周辺の組織は治療の影響を受けやすく、注入による刺激が予期せぬ反応を招く可能性があります。

注入製剤と再発との関連は不明な点が多く、否定できるデータも不足しています。

そのため、リスクがあるかもしれない美容目的の施術は、控えるのが一般的です。

施術を検討する場合は、主治医と連携し十分な話し合いを経て、慎重な判断をしてください。

炎症や感染症がある状態

皮膚に炎症や感染症がある状態でプルリアルを施術すると、注射の針を通じて菌が侵入し、症状を悪化させるリスクがあります。

小さなニキビやかさぶたでも、針の刺激により周囲に炎症が広がる可能性があります。

感染症がある場合は、重篤な合併症に進行することもあるため、注意が必要です。

皮膚の炎症や感染症が落ち着いてから、プルリアルの施術を改めて検討しましょう。

アスピリン・抗凝固薬を服用している

アスピリンや抗凝固薬は血液を固まりにくくする作用があるため、施術時の出血や内出血が強く出る場合があります。

小さな針の穴でも出血が止まりにくく、皮膚の下に血腫ができる可能性も否定できません。

腫れやあざが通常より長引き回復が遅れるだけでなく、仕上がりにも影響を及ぼすことも考えられます。

ただし、自己判断で服薬を中止すると、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まる恐れがあります。

プルリアルの施術を希望する場合は、主治医に相談して薬の内容や既往歴を美容皮膚科の医師と共有することが重要です。

ケロイド体質

ケロイド体質の方は、針を刺した部位が盛り上がって硬くなりやすく、瘢痕として長期間残ることがあります。

プルリアルの施術では極細の針を使用しますが、体質によっては過剰な刺激となる場合もあるため注意が必要です。

美容目的で受けるプルリアル施術の跡が、かえって目立ってしまう結果になる可能性もあるのです。

ケロイド体質の方は、針を用いる治療は瘢痕化のおそれがあるため、医師とよく相談してください。

プルリアル施術で考えられる副反応のリスク

赤い積み木を抜こうとする手

プルリアルは比較的安全性が高いとされる注入製剤ですが、副反応やトラブルが起こる可能性はゼロではありません。

ここでは、一般的なダウンタイムから禁忌のリスク、緊急対応が必要なケースについて解説します。

一般的なダウンタイム

プルリアル施術後には、多くの方に一時的な赤みや腫れ、内出血などが見られます。

これらは針を刺す行為そのものに伴う反応であり、数日〜1週間ほどで自然に落ち着くのが一般的です。

回復までの期間をダウンタイムと呼び、長引く・悪化がなければ、術後反応の範囲内と考えられます。

例えば、内出血は皮膚の薄い部分では目立ちやすく、目元や口元などは1週間以上かかることもあるため、余裕をもった施術計画を立てましょう。

ダウンタイムを長引かせないために、入浴や激しい運動、サウナなどの血流をよくする行為は医師の指示に従い再開時期を調整してください。

適切なアフターケアを行うことで、回復を早められる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

禁忌に該当するリスク

禁忌にあたる体質や既往歴をもつ方が施術を受けると、通常のダウンタイムとは異なる強い副作用が起こる可能性があります。

例えば、魚アレルギーの方は、全身の蕁麻疹や呼吸困難といったアナフィラキシー症状を起こすこともあるため、注意が必要です。

免疫疾患や抗凝固薬を服用している方は、炎症や出血が重度になり、回復が長引くリスクも考えられます。

プルリアルで禁忌や慎重な対応が必要とされている条件をあらかじめ理解し、施術可能かは医師の判断に従うことが重要です。

緊急対応が必要なケース

プルリアル施術後に、まれですが緊急対応を要するケースもあります。

アナフィラキシーは代表的な反応で、強い全身症状が現れ緊急処置が必要です。

また、プルリアルでは頻度は低いとされていますが、血管閉塞のリスクも考えられます。

注入した薬剤が誤って血管を塞ぎ、痛みや皮膚の壊死を引き起こすのが血管閉塞です。

プルリアルのリスクとしては低いですが、ゼロとは限らないため、一般的なダウンタイムの症状と異なると感じたら、クリニックに相談してください。

プルリアル施術前に行うチェック

チェックリスト

プルリアルの施術前に確認と準備を行うことが、リスクを軽減する方法のひとつです。

禁忌に当てはまらない場合でも、体質や既往歴によっては施術ができないこともあるため、医師との話し合いが不可欠です。

アレルギー検査・既往歴の確認

プルリアルはポリヌクレオチド(PN)を含むため、魚・魚卵アレルギーがある方は特に注意が必要です。

他の食物アレルギーのある方は、軽度でも予期せぬ反応を起こす可能性があります。

初めてプルリアルを検討している場合、アレルギー体質の方は、既往歴や過去の体質などを医師に申告することが重要です。

医師の判断により、事前にアレルギー検査が行われることもありますが、注入製剤の検査として標準で行われるものではありません。

体質や既往歴が不安な方は、カウンセリングで医師に相談し、検査が必要かを確認しましょう。

医師に伝えるべきこと

施術前のカウンセリングでは、健康状態や生活習慣について正確に伝えることが重要です。

小さなことでも見逃さずに医師と情報を共有することで、適切な診断につながります。

  • 現在服用している薬:抗凝固薬、アスピリン、ステロイド、免疫抑制剤など
  • 持病の有無:心疾患、肝疾患、腎疾患、糖尿病、自己免疫疾患など
  • 妊娠中・授乳中であるか
  • 過去に経験したアレルギー反応:薬剤、食物、金属など
  • 美容施術や医療処置で副反応が出た経験の有無

これらを正しく申告することは、副作用のリスク軽減に役立ちます。

特に、服薬歴や既往歴は自己判断で省略せず、きちんと医師と共有してください。

信頼できる医療機関を選ぶポイント

プルリアルは注入治療であり、医療行為です。

施術を受ける医療機関選びは、リスクを減らすためにも重要な要素です。

事前のカウンセリングが丁寧に行われ、禁忌や副作用について十分な説明があるかは必ず確認しておきましょう。

衛生管理や医師の経験、実績も、確認事項のひとつです。

また、万が一のトラブルの際にどのような対応が可能なのかも大切です。

アナフィラキシーや血管閉塞が起こった場合、緊急対応の仕方や連絡先など、事前に聞いておくと焦らず対処できます。

SNSの情報や費用だけで判断せず、信頼できる医療機関を選びましょう。

まとめ

プルリアルの施術を検討する際、禁忌や慎重な対応の条件を知っておくことが重要です。

強い副反応を引き起こすリスクがある場合、施術を避けた方がよいこともあります。

アレルギー検査や既往歴の確認はもちろん、些細なことでも軽視せず、医師に申告することを心がけましょう。

プルリアルは、肌状態の改善を目指す美容治療であり、健康を損なう可能性がある場合は施術を行わない判断をすることもあります。

他の美容医療が適している場合もあり、医師との相談が不可欠です。

それぞれのリスクを理解し、医師とよく話し合い納得のうえで、自分に合った施術を選びましょう。

BIJOU CLINICは、プルリアル(デンシファイ・シルク)の施術前に丁寧なカウンセリングを行い、適切な治療をご提案いたします。

術後のサポート体制も整え、信頼できる美容皮膚科を目指しております。プルリアル施術を検討している方、禁忌事項について詳しく知りたい方は、BIJOU CLINICへご相談ください。

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