2025年11月1日
若々しい肌作りを目指す注入治療として話題のプルリアルとジャルプロは、施術を選択できるクリニックが増えています。
美容皮膚科のトレンドであるスキンブースター注射(肌育注射)を検討している人は、効果や特徴を確認しておきたいところです。
この記事では、プルリアルとジャルプロの違いや特徴・効果・注意点などを紹介します。
どちらを選ぼうか悩んでいる、話題なのでどちらか試してみたい人など、参考にしてください。

スキンブースター製剤は主にコラーゲンやエラスチンの増加を促進し、肌を『押し上げる』『引き上げる』『増強する』などの効果を期待して注入されます。
プルリアルとジャルプロも肌育注射として期待する効果が似ているため、どちらがいいか悩む人も多いでしょう。
しかしそのアプローチには違いがあります。
プルリアルとジャルプロを詳しく紹介する前に、まずはこの2種類の製剤の違いを紹介します。
プルリアルシリーズは、PN製剤を主体として展開しています(一部を除きます)。PN製剤は細胞に直接働きかけて肌細胞の修復や増殖を促進する効果が期待できます。
PN製剤に含まれるポリヌクレオチド(PN)は、サーモンから抽出・生成されたDNAの断片です。
DNAは通常、細胞内の核の中に存在していますが、PN製剤を注入すると、細胞の外にDNAが存在することになるため「傷つけられたからDNAが漏れ出ている」と認識します。
すると肌の創傷治癒作用により、線維芽細胞が増殖してコラーゲンを生成し、抗炎症作用が働いて、肌の修復・再生を促すとされています。
PN製剤には自己再生能力に優れるPN単剤型のリジュランもありますが、3種類の有効成分配合により他のアプローチも期待できるプルリアルとは、目的による使い分けが可能です。
ジャルプロに含まれるECMとは、細胞外マトリックス(External cell matrix)と呼ばれる、全ての組織・臓器に存在する非細胞性の構成成分です。
ジャルプロによって細胞外の成分を補充することで、肌細胞の活動しやすい環境を整える効果が期待できます。
ECMは以下のような細胞以外の成分で構成され、細胞と細胞の間を埋めています。
ECMは常に代謝し、年齢やダメージによって破壊や変性が進行してしまうため、健全に維持することが大切です。
肌細胞を取り巻く成分を外側から補いつつ、さらに作られやすい環境、線維芽細胞が働きやすい環境に整えるのがECM製剤です。

サーモン由来のPNが主成分(一部除く)のプルリアルシリーズは、細胞の再生や修復を促進する働きが期待されている肌育注射です。
EUの安全基準を満たしていることを示す『CEマーク』を得ている製剤で、世界70ヶ国以上で販売されています。
※出典元:プルリアル公式サイト「私たちについて」
個人差はありますが、痛みが少なく、ダウンタイムも短いとされています。
プルリアルの効果持続は約半年〜1年とされていますが、状態を維持するには以下で紹介する頻度でのメンテナンスが推奨されています。
さまざまな部位にマルチに使えるといわれている4種類のプルリアルシリーズを以下に紹介するため、参考にしてください。
※効果や実際の施術頻度には個人差があります。
プルリアルデンシファイの特徴は以下の通りです。
| 成分 | ・PN ・非架橋ヒアルロン酸 ・マンニトール |
| 期待される効果 | ・小ジワハリ・ツヤなど肌質改善 ・目の下のクマ ・シミ・くすみ・肝斑 ・たるみやゆるみ ・黒ずみやニキビ跡・酒さ・赤ら顔・アトピー性皮膚炎による肌の赤みや乾燥など ・うるおいアップ毛穴 |
| 効果を感じる時期 | ・施術直後:軽度なハリ・ツヤを感じる人も ・1週間後:コラーゲン生成が始まって徐々に肌質が変化 ・2〜4週間後:ハリ・透明感など変化を実感しやすい ・2〜3ヶ月後:効果をより実感。肌全体が潤いシワが改善 |
| 推奨される施術頻度 | ・初回:3〜4週間に1度を3回 ・メンテナンス:半年〜1年ごと |
マンニトールはヒアルロン酸の分解を促す活性酸素をブロックする効果があるとされ、効果持続が長持ちすることが報告されています。
肌本来の力を引き出し、自然な美しさを保つエイジングケアを目的とした治療が期待できます。
プルリアルシルクの特徴は以下です。
| 成分 | ・PN |
| 期待される効果 | ・目元の小ジワ・たるみ・クマ ・口周りのシワ・たるみ ・肌質改善 ・ハリ・弾力アップ色素沈着・ニキビ跡の赤みなど ・傷跡・妊娠線ストレッチマーク |
| 効果を感じる時期 | ・施術直後:早い人で軽度のハリ感を感じる人がいる ・1週間後:肌のハリやツヤがみられるようになる時期 ・2〜4週間後:コラーゲン生成が活発化し、本格的に実感しやすい ・2〜3ヶ月後:効果をより実感 |
| 推奨される施術頻度 | ・初回:2〜3週間毎に1回を3〜4回 ・メンテナンス:半年〜1年ごと |
プルリアルシルクは、世界で初めて『CEマーク』を目周り専用で取得している製剤です。
目の周りや口元など皮膚が薄いデリケートな部位でも注入が可能になるよう、部位に適した粘度と浸透性を持たせています。
プルリアルバイオスカルプチャーの特徴は以下です。
| 成分 | ・架橋ヒアルロン酸(高分子・中分子) ・低分子非架橋ヒアルロン酸 |
| 期待される効果 | ・シワ・たるみ ・肌質の改善 ・輪郭をシャープに ・くすみ ・毛穴の開きうるおい・弾力アップ ・首の横ジワ・手のシワ |
| 効果を感じる時期 | ・施術直後:ボリュームを実感し始める ・1週間後:ハリやツヤが出始める ・2〜4週間後:肌質の改善を感じる ・2〜3ヶ月後:効果をより実感 |
| 推奨される施術頻度 | ・初回:1ヶ月に1回の間隔で3回 ・メンテナンス:半年〜1年ごとに1回 |
※当院では取り扱いはありません。
プルリアルバイオスカルプチャーは、特殊配合の3種類のヒアルロン酸により、プルリアルの中でも立体的なエイジングケアが得意です。
プルリアルシリーズの中で唯一、PNを配合していませんが、3種類のヒアルロン酸を特殊な技術で配合しています。
即効性と遅効性の、両方の効果出現により、立体感と輪郭に焦点を当てた効果が期待できるとされています。
プルリアルヘアデンシティの特徴は以下です。
| 成分 | ・高濃度PN |
| 期待される効果 | ・以下の症状・状態による薄毛・抜け毛 ⚪︎男性型または女性型脱毛症 ⚪︎COVID-19後の脱毛 ⚪︎妊娠出産後の脱毛 ⚪︎びまん性脱毛症 ・眉毛や髭の薄毛 ・美髪ケア ・髪のハリ・コシがなくなってきた |
| 効果を感じる時期 | ・1〜2ヶ月後:頭髪環境の改善が感じられてくる ・3〜4ヶ月後:新しい毛髪が成長し始める ・6ヶ月後:明らかな効果を実感できるようになる |
| 推奨される施術頻度 | ・初回:2〜3週間に1回の間隔で4回(1クール目とする) ・脱毛の程度が強い場合の2クール目:1ヶ月に1回の間隔で4回 ・メンテナンス:半年〜1年に1回 |
※当院では取り扱いはありません。
プルリアルシリーズで唯一、男性と女性、両方の薄毛の悩みに対応した、髪の悩みに効果が期待できる製剤です。
毛根に栄養を与えて毛髪の成長を促進し、抜け毛も低減するとされています。
頭皮のみならず、眉毛や髭に対しても使用可能であるということでCEマークを取得しています。
プルリアルは個人差はありますが、一般的に腫れや赤み・むくみやかゆみ・内出血などの副作用が起こることがあります。
ほとんどは1〜2週間程度で治まりますが、長引く場合・気になる症状が続く場合は施術を受けたクリニックに相談しましょう。
また、プルリアルは天然サケ由来の成分のため、魚・魚卵アレルギーの人は施術を受けることができません。
カウンセリング時によく相談しながら施術を検討しましょう。

ジャルプロは非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸を主成分としたスキンブースター製剤で、肌の引き締めやリフトアップ効果が期待できるとして注目を集めています。
2006年から販売されている皮内注入剤で、プルリアル同様CEマークを取得しているECM(細胞外マトリックス)のリモデリング製剤です。
ジャルプロは販売開始からの検証データが多く蓄積されており、副作用も少ないといわれています。
ジャルプロの効果持続は約半年〜1年・3ヶ月〜半年・半年〜9ヶ月など諸説あるため、半年程度を目安として、効果の発現を観察しながらメンテナンスを行うのがおすすめです。
現在20ヶ国以上で販売されているジャルプロについて紹介します。
※出典:Jalupro公式ホームページ
※効果や実際の施術頻度には個人差があります。
ジャルプロクラシックの特徴は以下の通りです。
| 成分 | ・低分子非架橋ヒアルロン酸 ・4種類のアミノ酸 |
| 期待される効果 | ・肌の弾力肌のうるおい ・小ジワ・肌荒れ ・肌質改善 |
| 効果を感じる時期 | ・施術数日後:肌が柔らかく感じ始める ・数週間後:ハリ・ツヤ、小ジワが目立たなくなってくるなど |
| 推奨される施術頻度 | ・初回:2〜3週間に1回の間隔で4回 ・メンテナンス:半年〜9ヶ月に1回 |
ジャルプロクラシックは、ジャルプロシリーズでも基本となる、日常的な美容維持に適しているとされる製剤です。
低分子非架橋ヒアルロン酸はサラサラのテクスチャーのため、小じわや肌荒れなどに広範囲に拡散し浸透しやすくなっています。
水分と栄養を提供し、回復力を自然にサポートできるとされ、エイジングケアの初期治療に選ぶ方も少なくありません。
ジャルプロスーパーハイドロの特徴は以下の通りです。
| 成分 | ・非架橋ヒアルロン酸(高分子・低分子) ・7種類のアミノ酸 ・3種類のペプチド |
| 期待される効果 | ・たるみ ・ほうれい線 ・小じわ・ちりめんジワ ・首のたるみ・横ジワ ・毛穴 |
| 効果を感じる時期 | ・施術直後:潤い実感 ・2〜3週間後:弾力アップし始める ・2〜3ヶ月後:効果をより実感 |
| 推奨される施術頻度 | ・初回:1ヶ月に1回の間隔で3回 ・メンテナンス:半年〜1年に1回 |
ジャルプロスーパーハイドロは、切らないたるみケアが期待できるとされるスキンブースター製剤です。
ボリュームを補充するのではなく肌の土台を再構築することを目指しており、凹凸が出にくい自然な仕上がりになるとされます。
治療を重ねるごとに効果持続が延びるケースもあるため、長期間効果を維持したい人は定期的なメンテナンスが推奨されています。
ジャルプロヤングアイの特徴は以下の通りです。
| 成分 | ・2種類の低分子非架橋ヒアルロン酸 ・7種類のアミノ酸 ・3種類のペプチド |
| 期待される効果 | ・目のクマ(茶クマ・青クマ) ・目元のくすみ・色素沈着 ・目元のハリ・小じわ |
| 効果を感じる時期 | ・数日〜2週間:ヒアルロン酸による潤いアップ ・1〜2ヶ月後:ハリ・ツヤ、小ジワが目立たなくなってくるなど |
| 推奨される施術頻度 | ・初回:2週間に1回の間隔で3回 ・メンテナンス:2〜4ヶ月に1回 |
ジャルプロヤングアイは、デリケートな目周りの悩みを改善することを目的とした製剤です。
2種類の低分子非架橋ヒアルロン酸は肌になじみやすく、線維芽細胞の活動をサポートします。
その結果、肌密度が高まり小ジワが改善するとされ、自然なハリ感に仕上がるといわれています。
また、リガメント(靭帯)を再生・強化するジャルプロの特徴によって、リフトアップ効果も期待できます。
ジャルプロHMWの特徴は以下の通りです。
| 成分 | ・高分子非架橋ヒアルロン酸 ・4種類のアミノ酸 |
| 期待される効果 | ・リフトアップ ・深いシワ・ほうれい線 ・保湿 ・首のシワ ・頬のこけ ・首・手の甲のエイジングケア |
| 効果を感じる時期 | ・施術数日後:肌が滑らか・柔らかに感じる ・数週間後:効果をより実感。シワやたるみが減少、弾力とハリの向上を感じやすい |
| 推奨される施術頻度 | ・初回:2〜3週間に1回の間隔で4回 ・メンテナンス:半年〜9ヶ月に1度 |
ジャルプロHMWに含まれている高分子非架橋ヒアルロン酸は、細胞の隙間を移動しにくく、分解や吸収もされづらい、大きな分子です。
そのため、注入したい部位から拡散せずに留まり、分解に時間を要するため効果が続きやすい特徴があります。
また、ほうれい線や深いシワなどに注入するとボリュームを増す効果が期待できるため、シワが目立ちにくくなります。
肌育注射でリフトアップに効果が期待できる製剤です。
ジャルプロは副作用やダウンタイムのリスクが高くはないですが、注入治療で一般的に起こる副作用が起こる可能性はあります。
施術直後は軽い赤みや注入部位に凹凸が出ますが、数時間で消えることがほとんどです。
むくみや赤み、ヒリヒリ感や痒み、熱感などが数日ほど、内出血の場合は1〜2週間ほど改善を感じるまでかかることがあります。
どのような薬剤でも言えますが、アレルギーの症状が出たり長引く場合・気になる症状が続いたりした場合は施術を受けたクリニックに相談しましょう。
プルリアルとジャルプロは、肌悩みに対するアプローチ法が違うため、どっちがいいというよりも、必要なのは何かを考えてみると、選択する際に検討しやすいでしょう。
かといって、現れる効果はどちらも似ているため、
と覚えておきましょう。
BIJOU CLINICでは、美容医療を『習慣』としてもっと日常に寄り添うよう提案しています。
肌育注射は肌を育てる美容医療です。日常の中で徐々に美しく肌を育めるよう、通える場所となれるよう、お手伝いします。
肌に悩んでいる人、エイジングケアを本格的に始めたい人、一度ご相談ください。
初診の人、相談したい人はこちらからどうぞ。
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