プルリアルでしこりはできる?種類や見分け方、対応法などを解説

プルリアル(プルリアルデンシフィア)は、ポリヌクレオチド(PN)を主成分とした注入製剤で、肌の質感を自然に整える効果が期待できます。

リスクが低いとされていますが、考えられる副作用のなかには「しこり」があり、不安になる方も少なくありません。

この記事では、しこりの種類や見分け方から、予防のためのポイントまでを詳しく解説します。

プルリアルでしこりが出るのではと心配な方は、ぜひ参考にしてください。

プルリアル施術後のしこりとは?

落ち込む女性

プルリアル施術後のしこりは、副作用のひとつとして挙げられます。

注入治療ではよく聞く症状ですが、プルリアルの症例は多くなく、数日〜1週間程度で消退すると考えられています。

しかし、薬剤を注入する以上、しこりが起こる可能性があることを理解し、どのようなものなのかを知っておきましょう。

しこりの種類

しこりの種類は、一時的なものと遅れて出るものの、大きく分けて2種類あります。

一時的なものの場合、注入直後〜数週間の期間で現れ、薬剤の偏りや軽いむくみが関係している可能性があります。

遅れて出るしこりは、施術後数週間〜数か月してから目立つことがあり、赤みや熱っぽさ、痛みを伴うことがあるのが特徴です。

なお、しこりとは別の緊急性の高い副作用として、血管閉塞の特徴も知っておくとよいでしょう。

種類一時的なしこり(硬結)遅れて出るしこり血管閉塞
時期直後~2週間ほど2週間~数か月ほど直後~数時間
触感こりっとしていて柔らかめはっきりした塊強い痛みや冷感がある
見た目軽いふくらみ赤みや色ムラがある白~紫
サイン軽い赤みやむくみ熱感や痛み感覚麻痺や強い違和感

大まかにはこのように分けられますが、症状の出方には個人差があり、急性期から慢性期まで多種多様とされています。

(参照:「美容医療診療指針(令和3年度改訂版)」日本美容外科学会)

事前にリスクをきちんと理解し、必要に応じて医師とよく相談して対応することが重要です。

他の副作用との見分け方

プルリアルの副作用として挙げられる他の症状は、赤み・腫れ・内出血です。

これらは施術後数日~1週間ほどで落ち着くことが多く、一般的なダウンタイムに現れる症状とされています。

内出血は紫から黄緑色、肌の色へと変化していき、時間の経過とともに薄れていきます。

しこりは、こりっとした感触が続く、赤みや熱っぽさが続く、押すと痛むなどの要素が見分ける手がかりになり、受診する目安です。

ただし、皮膚が白っぽく見える、紫色が広がる、強い痛みや冷感がある場合は、血管閉塞が起こっている可能性があります。

血管閉塞はしこりとは別の症状で緊急度が高いため、すぐに医療機関を受診することが重要です。

しこりはいつ出やすい?

しこりが出やすいタイミングはさまざまで、施術後すぐ〜数か月後と幅広い経過観察が必要です。

注入直後は薬剤の偏りやむくみで皮膚の硬さを感じやすいですが、多くは数日で消えることが多いです。

1〜3週間の期間は反応が落ち着いてくる途中で、しこりの感触が残ることもあります。

また、数か月後に遅れて症状が目立ってくる遅発性のケースもあります。

異変に気づいたら、医師へ正確に症状を伝えるためにも、触感や色・温度・痛みの有無などを記録しておきましょう。

症状の様子が具体的にわかると、診断の助けになります。

しこりができやすい要因

カラフルなブロックと虫眼鏡

しこりができやすい要因はいくつか考えられますが、単独よりも複数の要素が重なって表面化することが多いです。

ここでは、それぞれの要因について解説します。

製剤の影響

他のフィラー治療で報告されているようなしこりや遅発性反応が、プルリアルで同じように起こるかは、明らかになっていません。

プルリアル固有の発生率を示すデータは限られているため、ヒアルロン酸を含む他の製剤について参考にしながら医師と相談しましょう。

プルリアルは、ポリヌクレオチド(PN)が主成分で、適応範囲が広いプルリアルデンシファイには非架橋ヒアルロン酸とマンニトールが含まれています。

ただ、プルリアルに含まれる非架橋ヒアルロン酸は、分子を結合させて硬くしている架橋ヒアルロン酸よりも柔らかく、拡散性も高いと予測できます。

非架橋ヒアルロン酸は人間の身体の中に自然に存在している物質のため、吸収されやすいことも理由として挙げられます。

プルリアルはリスクが低いとされている製剤ですが、注射である以上、偏りが生じる可能性があると理解しておきましょう。

施術方法

プルリアルの施術方法は、主に医師による手打ち注射、水光注射、ターゲットクールによる注入があります。

それぞれにメリット・デメリットが存在するため、特徴を理解しておきましょう。

手打ち注射は量や深さ、角度を細かく調整でき、左右差の補正や「ここだけを整える」といった目的に向いています。

自由度が高い反面、医師の経験が必要で、技術の差が出やすい方法です。

水光注射は専用の機械で深さと1ショットの量を設定でき、広い面を均一に整えやすく、顔全体や首、デコルテなどに適しています。

ただし、浅過ぎる設定や総量の入れすぎは、点状の凹凸が目立ちやすいため注意が必要です。

ターゲットクールのブースティングモードは、薬剤を一時的に氷の針状にして噴出する方式です。

冷却によりしこりが出にくい傾向はありますが、量や注入する層、速度を適切にコントロールする必要があります。

どの方法でも、適切な設計と医師の技術が、仕上がりやしこりのできやすさに影響します。

施術部位の特性

施術部位により、しこりができやすい特性をもつ場合があるため、覚えておきましょう。

  • 目の周り
  • 口の周り
  • 鼻の付け根
  • 鼻筋
  • 額など

これらの部位は、皮膚が薄く、比較的動きが大きい部位です。

浅い層にボリュームが乗ると凹凸が目立ち、むくみが長引くと硬さを感じやすくなる傾向があります。

特に唇は水分変動と動きの幅が大きく、少量でも印象が変わりやすく、凹凸が目立ちやすい部位のため、硬さを感じやすい傾向があります。

一方、頬やフェイスラインは運動量は少ないものの、広い面に均一に薬剤を注入し、局所溜まりを作らない技術が不可欠です。

個人差によるもの

個人差による反応の違いも、しこりのできやすさに影響する可能性があります。

  • 体調
  • 既往歴
  • 服薬(サプリメントも含む)
  • 喫煙や飲酒習慣
  • 皮膚の炎症(ニキビや湿疹など)

また、発熱や抜歯、ワクチン接種などの後は炎症反応が起こりやすく、軽い刺激でも反応が強まる傾向があります。

カウンセリング時にこれらの情報を医師と共有し、無理なスケジュールは避けて時期の調整をするとよいでしょう。

しこりができたらどうする?

迷路の中にある電球

しこりができたかもしれないと感じたら、症状の観察や記録をして、医師に相談する流れが一般的です。

ただ、早めに受診した方がよいケースもあるため、受診すべきタイミングも知っておきましょう。

自宅でできる対応

施術後に異変を感じたら、患部を観察してなるべく同じ条件で記録をつけてください。

部屋の明るさや時間を合わせ、同じ角度から写真を撮るなど条件を合わせると、状態の変化を比較しやすくなります。

大きさ・位置・色・温度感・痛みの有無や程度など、日付や時間とともにできる限り詳細に記録しましょう。

そして、自己判断を避けて、医師に相談することが重要です。

赤みや熱っぽさが日ごとに軽く、小さくなるようなら、経過観察をしながら様子を見ることも考えられます。

ただし、前述したような血管閉塞の兆候がある場合は、早期に適切な処置を行う必要があります。

受診すべきタイミング

プルリアルの注入後、以下のような異変を感じたら、クリニックを受診してください。

  • 痛みが増える
  • 赤みや熱っぽさが強まる
  • しこりが急に大きくなる
  • 発熱を伴う
  • においを伴う液体が出る
  • 押すと痛む
  • 皮膚が白っぽい・紫色になる
  • 冷感がある

いつから、どこに、どれくらい、変化の様子などをメモして、医師に状況を正確に伝えると、診断の助けになります。

少しでも「いつもと違う」と感じたら、すぐに相談することで、早期に適切な処置に進めます。

医療機関で行われる処置

しこりが発生した場合、医療機関で行われる処置は、触診や超音波、画像診断のほか、以下のようなものが考えられます。

  • 非炎症のしこり:経過観察や軽いならし
  • 炎症のしこり:抗炎症薬や抗菌薬の検討
  • 内容物がある場合:細い針で抜く、局所処置の検討

症状や状態に合わせて適切な処置を行いますが、いずれも早期の把握と対応が大切です。

なお、ヒアルロン酸によるしこりの場合は、分解酵素であるヒアルロニダーゼが選択されます。

しかし、PNが主成分であるプルリアルには適用できないため、診断結果に応じて投薬や局所処置を検討することもあります。

カウンセリング時に、しこりができた場合の対応方法を確認しておきましょう。

しこりを放置するとどうなる?

プルリアルの施術直後に現れる軽い硬さのしこりは、時間とともにやわらぐことも多いです。

しかし、放置して時間が経ち炎症が続くと周りが硬くなり、凹凸が固定しやすくなる恐れがあります。

数週間経っても、触るとこりっとした感触が残るようなら、様子を見るよりも医師の診断を受けてください。

また、強く揉むなどの自己処理は刺激になり、赤みや痛みを長引かせることがあるため避けましょう。

まれですが、細菌が関わる場合は腫れが増したり、膿が出たりする可能性もあり、感染に進むことも考えられます。

血流の影響がある場合は、色素沈着のリスクもあるため、早い段階で医師による処置が必要です。

しこりの予防のためにできること

医師と話をする患者

しこりの発生をなくすのは困難ですが、準備や確認、アフターケアを徹底することで、リスクを軽減できる可能性が高まります。

ここでは、しこりの予防のためにできることを紹介します。

施術前の準備

施術前は、体調・情報・予定の3つを整えると、しこりのリスク低減に役立ちます。

発熱や抜歯、ワクチン接種後の時期を避けることで、炎症反応を減らすことにつながるため、スケジュールを調整しましょう。

服薬やサプリメント、既往歴、アレルギーの有無などの情報をまとめ、医師に伝えておくのも重要です。

また、しこりの可能性だけでなく、通常のダウンタイムも考慮して、大事な予定の直前の施術は避け、回復のための期間を確保しておきましょう。

信頼できるクリニックを選ぶ

信頼できるクリニックを選ぶのは、美容医療を受ける際の基本的項目です。

カウンセリングで丁寧に説明があることはもちろん、副作用のリスクの説明もきちんとされるかを確認してください。

施術方法が選択できる場合は、それぞれの実績や経験を含め、メリット・デメリットも聞いておきましょう。

また、トラブルの際にどのように対応するか、体制が整っているかを確認しておくと、万一のときに慌てず行動できます。

施術後のアフターケア

プルリアルの施術後にどのように過ごすのかも、しこりを予防するために大切なポイントです。

清潔を保つ・血行を促進する行為を避ける・紫外線対策をするなど、医師の指示に従いましょう。

入浴や激しい運動、サウナ、飲酒などは、少なくとも数日は控え、回復に専念してください。

ダウンタイムは数日〜1週間程度は続きますが、その間気になる症状が出た場合は記録を取り、必要に応じて医師に相談しましょう。

してはいけないこと

施術後は、強い刺激を避けることが重要です。

施術部位のマッサージや圧迫は、医師の許可が出るまでは控えましょう。

また、ダウンタイムが明けていないうちに他の美容治療を行うのは、炎症を悪化させてしまう恐れがあるため避けてください。

大切なのは、迷ったときは自己判断だけで決めるのではなく、医師に相談することです。

疑問や不安をいつでも話せるように、信頼できるクリニックを選びましょう。

まとめ

プルリアル施術後に、しこりが現れることはまれだとされています。

しかし、針を使用した施術である以上、可能性はゼロではありません。

しこりが発生した場合は、触感や色、変化の様子などを観察して、記録しておきましょう。

数日で軽くなっていくようなら経過観察で済むケースもありますが、異常を感じたときはすぐにクリニックを受診してください。

プルリアルの注入に不安を残さないためにも、カウンセリングで医師とよく話し合い、適切な施術を受けましょう。

BIJOU CLINICは、プルリアルシルクの手打ち注射、デンシファイは水光注射、ターゲットクールにも対応しております。

丁寧なカウンセリングを心がけ、患者様のお悩みに合わせて本当に必要な治療をご提案いたします。プルリアルの副作用が心配な方、疑問を事前に解消したい方は、ぜひBIJOU CLINICへご相談ください。

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