プルリアルの安全性は?知っておきたいリスクや確認ポイント

注入系の美容施術のなかでも、近年注目されているのが「プルリアル」です。

肌質改善や肌育を目的として使用されるケースが増えつつありますが、どのような製剤なのか、安全性について心配な方も少なくありません。

この記事では、プルリアルの成分や特徴、安全性、施術を受ける前に確認しておきたいポイントについて詳しく解説します。

プルリアル施術を検討している方、リスクについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

プルリアルの基本知識

注入治療に使う薬剤のイメージ

プルリアル(プルリアルデンシフィア)は注入製剤の一種ですが、よく知られているヒアルロン酸やボツリヌストキシン製剤とは特性が異なります。

ここでは、プルリアルの成分をはじめ、基本的な知識について解説します。

プルリアルの成分

プルリアルは、ポリヌクレオチド(PN)を主成分とする製剤です。

代表的なプルリアルデンシファイには、PNに加えて非架橋ヒアルロン酸とマンニトールが含まれています。

非架橋ヒアルロン酸水分保持能力に優れ、肌に潤いや弾力を与える。さらさらした質感で、肌全体に均一に広がりやすい。
マンニトール抗酸化作用をもち、活性酸素による細胞ダメージを和らげる働きがある。施術後の炎症や赤みを抑えるサポートやヒアルロン酸の分解を抑える可能性がある。

3つの成分を独自配合で組み合わせることで、保湿や中長期的な肌質の改善を目指す設計になっています。

主成分ポリヌクレオチド(PN)とは

ポリヌクレオチド(PN)は、サケ由来のDNA成分で、プルリアルでは天然のサケから抽出・精製されています。

精製過程でタンパク質を除去しているため、アレルギーリスクは低いとされていますが、魚・魚卵アレルギーがある方は注意が必要です。

PNは組織修復過程を支える可能性があるとされ、美容医療で注目されています。

細胞外マトリックスの再構築皮膚の土台となる線維が細胞の働きを活性化する。コラーゲンやエラスチンの産生を助ける。
炎症の抑制抗炎症作用により、施術後の赤みや腫れを軽減する可能性がある。
血流改善肌の新陳代謝を高め、微小循環の改善をサポートする。
細胞修復加齢や紫外線ダメージによる損傷を修復する。

プルリアルの種類

プルリアルには3種類のシリーズがあり、目的や部位に応じて使い分けられます。

シリーズ名成分特徴
プルリアルデンシファイPN非架橋ヒアルロン酸マンニトール肌のうるおい補給とハリ感の改善を両立しやすい。顔全体・首・デコルテ・手の甲など幅広い適応部位。
プルリアルシルクPNより繊細な部位に適している。目元や口周りなど、皮膚が薄くデリケートな部位に向いている。
プルリアルバイオスカルプチャー高・中・低分子のヒアルロン酸輪郭形成を意識したタイプ。肌質改善だけでなく、フェイスラインの引き締め・輪郭の補正に用いられる。

それぞれ特徴があり、目的により使い分けが可能です。

使用の際は、医師の診断に基づいて適切な量と種類が選択されます。

プルリアルとヒアルロン酸製剤との違い

ヒアルロン酸は、ボリューム補充に向いている注入製剤で、即効性が高いのが特徴です。

美容医療としては、注入した部分が膨らみ、乾燥やシワを防ぐ、輪郭やくぼみの改善などの効果が期待できます。

一方プルリアルは、肌質改善や肌全体の底上げをして、自然な改善を目指す点で異なります。

肌の質感を均一に整える、若々しい印象に近づくなど、時間をかけて肌の状態を整える側面がある製剤です。

このように、プルリアルとヒアルロン酸では特徴や目的が違うため、使い分けや併用するケースもあります。

プルリアルが向いている方

プルリアルは、以下のような方に選ばれることが多いです。

  • 肌の乾燥・小ジワ・色ムラなどを改善したい方
  • 自然に肌のハリを高めたい方
  • 肌の凸凹(ニキビ跡、妊娠線、瘢痕など)を目立ちにくくしたい方
  • 首やデコルテも含めたトータルケアをしたい方
  • 時間をかけて肌育をしたい方

ただし、後述しますが、すべての方に使用できるわけではなく、避けた方がよいケースもあります。

また、注意点や副作用のリスクなども考慮して、医師とよく相談のうえで施術を受けましょう。

プルリアルの安全性について

花束を持つ女性

新しい製剤を検討する際には、安全性について理解することが重要です。

プルリアルは世界でも広く使用されているものの、施術方法や個人差によっても安全性が異なります。

ここでは、プルリアルの安全性について、解説します。

海外での承認

プルリアルはフランスのMD Skin Solutions社が開発し、ヨーロッパの医療機器規格であるCEマークを取得しています。

ヨーロッパではポリヌクレオチド(PN)製剤として一定の品質が認められていますが、日本では厚生労働省の認可はされていません。(2025年9月時点)

国により審査基準が異なるため、日本国内での承認は別であるとの考慮が必要です。

また、施術を検討する際は、輸入方法や保管に関するクリニックの見解を確認しておくことも重要です。

プルリアルの施術方法とリスクの関係

プルリアルの施術は、主に医師による手打ち注射と機械を使用する水光注射、ターゲットクールでの注入などの方法があります。

手打ち注射の特徴とリスク

細い針を使い、医師が1か所ずつ注入する方法です。

深さや量の微調整ができるため、人それぞれの肌状態に合わせて細かい施術が可能です。

自然な仕上がりを目指しやすく、デザインにこだわる方に向いています。

ただし、医師の経験や技術により、仕上がりに差が出やすい傾向があるため、クリニック選びが重要です。

また、機械よりも施術時間が長くなる、注入部位によっては内出血が起こるリスクもあります。

水光注射の特徴とリスク

専用の機械を使用し、皮膚の浅い層に均一に薬剤を注入する方法です。

スピーディに広範囲にアプローチできるのが特徴で、顔全体や首などの面積の広い部位を施術する場合に向いています。

ただし、個別の肌の凹凸や部位ごとの細かい調整は、難しい場合があります。

赤みや腫れは全体に均一に出やすいですが、数日で落ち着くことが多いです。

ターゲットクールの特徴とリスク

ターゲットクールは、低温の二酸化炭素ガスを高速噴射し、薬剤を氷の針状にして導入する方法です。

針を使用しないため痛みやダウンタイムの軽減につながり、全体的な質感改善を目指せる施術として用いられます。

ただし、施術部位や量の調整には医師の知識と経験が不可欠です。

また、寒暖差に敏感な方は赤みが数日続くことがあるため、経過観察をしっかり行いましょう。

個人差による反応の違いとは

プルリアルは、自然な肌質改善を重視している製剤であるため、変化が穏やかなのが特徴です。

効果を実感するまでの期間には個人差が大きく、数日〜数週間と幅があります。

なかなか効果が出ないと感じると、施術に対しての不安や心配につながることもありますが、個人差による経過の違いのことも多いです。

一般的に、施術後3〜4週間頃から効果を感じはじめ、持続時間は6か月〜1年ほどとされていますが、人により異なります。

個人差が出る要因には、もともとの肌質や年齢、生活習慣なども関わる可能性があり、同じ施術を受けても効果の感じ方は人それぞれです。

自分の肌の状態に合わせて少しずつ効果が出てくると捉え、他人と比較する必要はありません。

プルリアル施術による副作用・合併症のリスク

ドミノ倒し

プルリアルは比較的安全性が高いとされる製剤ですが、注入を伴う施術である以上、一定のリスクがあると理解しておきましょう。

ここでは、施術後の一般的な経過や副作用、合併症のリスクについて解説します。

一般的なダウンタイム

プルリアルの施術後は、軽度の腫れや赤みが見られることがあり、回復までの期間をダウンタイムと呼びます。

数日〜1週間ほどで目立たなくなり、内出血が起きた場合でも、自然に消退することが多いです。

プルリアルのダウンタイムは他製剤と比較すると短い傾向があり、選ばれやすい理由のひとつです。

ただし、症状が長引いたり、強い症状が現れたりしたときは、すぐにクリニックを受診して医師に相談してください。

アフターケア

プルリアルを注入した当日〜数日は、医師の指示に従いアフターケアを心がけましょう。

  • 清潔を保つ
  • 血流をよくする行為を避ける
  • 肌への刺激を控える
  • 紫外線対策をする

飲酒や激しい運動、入浴、サウナなどは血行を促進し、腫れを長引かせる恐れがあるため、施術当日は控えましょう。

また、プルリアルの施術後は肌がデリケートになり刺激に敏感に反応することがあります。

施術部位のマッサージは控え、紫外線対策も行ってください。

レチノールやビタミンCなどが含まれるスキンケア用品や、IPLやケミカルピーリングは施術後約2週間は控えることが推奨されています。

これらのアフターケアをすることで、ダウンタイムからの回復をサポートできる可能性が高まります。

副作用

プルリアルの施術後によく見られる副作用は、腫れ・赤み・内出血・かゆみなどです。

多くは一時的で、数日〜1週間ほどで自然に落ち着きます。

ただし、まれにしこりや硬結が生じるケースがあるため、注意が必要です。

症状が長引いて異常や不安を感じたら、適切な対応についてクリニックへ相談しましょう。

合併症のリスク

プルリアルは比較的安全性が高いと考えられていますが、針を使用した注入治療である以上、リスクを伴います。

感染やアレルギー反応の可能性を考慮し、理解しておくことが重要です。

衛生管理が徹底されている信頼できるクリニックを選び、リスクについて事前に説明を受けられるかを確認しておきましょう。

PNがサケ由来の成分であるため、魚・魚卵アレルギーの方は施術を受けられないこともあります。

また、ヒアルロン酸アレルギーをもっている場合もあるため、必要に応じてパッチテストを行いましょう。

プルリアルで後悔しないためにできること

差し出された手のひら

プルリアルを受ける前に不安を軽減し、納得して施術を選ぶためには、事前の確認が欠かせません。

ここでは、確認しておきたいポイントや施術を避けるべきケースについて解説します。

施術前に確認するポイント

プルリアルを受ける前には、以下の点を確認しておきましょう。

  • 正規品の製剤であるか
  • 施術後のリスク・アフターケア方法の説明が具体的か
  • 万が一のトラブル時の対応ができる体制があるか
  • 医師の経験・施術実績が豊富か

施術を受ける際は、プルリアルが正規品であるか、入手方法や管理方法も含めて確認しておくとよいでしょう。

カウンセリング時にリスクやアフターケアの説明を受け、心配な点は質問することが大切です。

施術後にトラブルがあったときにすぐ対応できるか、適切な処置が可能かも確認が必要です。

また、プルリアルを含めた美容医療のほとんどは自費診療で、医師の施術経験や実績が結果に関わる可能性があります。

施術後に後悔しないためには、信頼できるクリニックを選びましょう。

施術を避けた方がよいケース

プルリアルは以下の条件に当てはまる場合は、施術が受けられない可能性があります。

妊娠中・授乳中胎児や乳児への影響が不明瞭なため推奨されていない
自己免疫疾患がある免疫の反応が通常と異なるため、炎症や拒否反応が強く出る可能性がある
アレルギーがある魚・魚卵アレルギー、ヒアルロン酸アレルギー、他の注入薬剤に対するアレルギーなど
抗凝固薬の服用中出血や内出血が強く出るリスクがある
感染・炎症があるニキビ、皮膚炎、ヘルペスなどがある場合、症状が悪化する可能性がある
ケロイド体質針の刺激により瘢痕が生じる可能性がある
全身疾患がある重度の糖尿病、心臓病などが合併症リスクにつながるケースがある

ただし、医師の判断によりプルリアル施術が可能と診断されることもあります。

カウンセリングで体質や既往歴などをきちんと伝え、医師の指示に従いましょう。

また、プルリアルが受けられない場合、他に適切な代替手段が検討されることもあるため、相談してみましょう。

まとめ

プルリアルは、ポリヌクレオチド(PN)を主成分として、複数の成分を組み合わせることにより、自然な肌質改善を目指せる製剤です。

広範囲に適応しているデンシファイ、デリケートな部位に特化したシルク、輪郭形成にはバイオスカルプチャーと、目的に応じて使い分けができます。

副作用や合併症の可能性はありますが、適切な施術環境と医師の技術により、リスクを軽減することができます。

施術を検討する際は、メリットだけでなく、リスクについてもきちんと理解して、自分に合った方法を見極めることが大切です。

BIJOU CLINICは、プルリアルの手打ち注射と水光注射(ハイコックス)、ターゲットクールに対応しております。

患者様のお悩みをカウンセリングで丁寧にお聞きし、本当に必要な施術をご提案いたします。プルリアルを検討している方、安全性について知りたい方は、ぜひBIJOU CLINICへご相談ください。

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