プルリアルとボライトとは?肌育治療における特徴や使い分けについて

プルリアルとボライトは、いずれも肌育を目的に検討されることがあるスキンブースター系の注入治療です。

美容面に関心がある方に選ばれることがあるものの、それぞれどのような違いがあるのかはあまり知らない方も少なくありません。

そこで、この記事では、プルリアルとボライトそれぞれの基本的な特徴や、作用における違いなどについて詳しく解説します。

プルリアルとボライトについて気になっている方は、この記事を参考にしてみてください。

プルリアル・ボライトが注目されている背景

注入施術の薬剤イメージ

なぜ、ボライトやプルリアルといった施術が注目されているのでしょうか。

ここからは、各施術に関心を向けている方がいる背景について解説します。

「内側から肌を育てる」に関心を寄せる方がいる

日常のケアと並走しながら土台を整えていくことが、短期的な見た目の変化よりも大切との考え方から、ボライトやプルリアルが注目される理由の一つとして挙げられます。

保湿や紫外線対策、摩擦対策をしつつ、内側から肌を育てていく肌育を選ぶ方が増えている状況です。

ボライトやプルリアルは、肌の浅い層に均一に注入して見た目の変化を目指す施術ですが、単純にボリュームアップを狙うだけのものではありません。

プルリアルにおいては、肌本来の自然治癒力を高め、コラーゲンの生成を促すとされています。

そのため、内側からナチュラルに肌を育てていきたいと考える方の理想にマッチしているといえます。

生活習慣による肌トラブルに「肌の再生」が重要と考えられている

睡眠不足、乾燥、紫外線、摩擦、マスク着脱や空調など、生活習慣や環境要因は質感のムラやトーンの乱れにつながります。

そこで、肌の再生が重要と考える方が少なくありません。

ここでいう肌の再生とは、肌のコンディションを整えることを意味しています

具体的には、洗顔や保湿、紫外線対策といった日常生活でのケアに加え、ヒアルロン酸注射などを必要に応じて組み合わせていきます。

プルリアルとボライトの違い

両頬を手で包み込みながら笑う女性

プルリアルとボライトはいずれもスキンブースターとして紹介されているものの、想定される用途の幅に違いがあります。

ここからは、それぞれの大まかな違いについて見ていきましょう。

プルリアルとは

プルリアルは、用途別にさまざまなラインがあるのが特徴です。

『プルリアル シルク』や『プルリアル デンシファイ』などのラインは、肌質のサポートを意識した製剤です。

浅層に注入することで肌の水分量を高めたり、コラーゲンの生成を促したりするのが特徴です。

そのため、うるおいと質感をもたらす製剤として、選ばれることがあります。

そのほか、クリニックによっては、輪郭のメリハリやボリュームを調整することを目的とした『バイオスカルプチャー』を扱っている場合もあります。

ボライトとは

ボライトは、ジュビダームビスタのヒアルロン酸ラインに属する製剤です。

ほかのヒアルロン酸製剤のように輪郭形成やボリュームアップを目的とするのではなく、肌質改善を目的としたアプローチに用いられます。

実際、ボライトは、肌の水分保持やキメを整えるために開発された製剤であり、「肌のコンディションを整えたい」といった方から選ばれることがあります。

質感への配慮が求められる部位(頬や口周り、目の周りなど)で、なめらかさやうるおいを目指すアプローチとして選ばれるケースが見られます。

少量を均一に行き渡らせるように注入するのが特徴で、日常のスキンケアだけでは整えにくい肌表面の状態に着目した施術です。

仕上がりの方向性や来院ペースは、用いる量や打ち方によって調整され、メイクや保湿ケアとも併用しやすいメニューとして案内されることがあります。

プルリアルの特徴

注射器とアンプル

プルリアルには、ボライトにはない特徴があります。

主に注目したいのが、以下の5つのポイントです。

キメやトーンの変化を期待できる

プルリアルは、皮膚の浅い部分に細かく少量を注射して、肌のうるおいやハリをサポートすることを目的としています。

キメの乱れでくすんで見える肌や、乾燥でトーンが下がった肌に配慮し、明るくなめらかな質感を目指します。

適切に注入し、なめらかな状態を目指すことで光の反射が整い、見え方が改善するケースが少なくありません。

メイクの厚塗りに頼らず、印象アップを演出しやすいのがプルリアルの特徴です。

2~4週間後に変化を実感しやすい

プルリアルは施術直後よりも、2~4週間前後を目安にコンディションの落ち着きや質感の変化を感じやすい傾向にあります。

なぜなら、一般的なヒアルロン酸注射とは異なり、物理的に皮膚にボリュームを与えるわけではないからです。

プルリアルは、肌の自己修復力や水分量を高めることを目的として注入する施術です。

つまり、肌の持つ本来の強さを引き出すことを目的とされた施術といえます。

ターンオーバーが正常に行われるようになったり、皮膚のバリア機能が整ったりすることで、徐々に肌トラブルの改善が見られるようになるといった仕組みです。

そのため、術後から2~4週間が経過する頃に、メイクのノリや日中の乾燥、感触などに変化を感じることが多い傾向にあります。

とはいえ、永久的に効果が持続するわけではない点に注意が必要です。

初回は1ヶ月後に再注射すると肌の再生力をより維持しやすい

プルリアルの施術は、1回目~3回目まではおよそ1ヶ月に1回の頻度で注射すると、肌の再生力を維持しやすいとされています。

初回の注入では体内に馴染む過程で吸収や分解も起こりやすいため、作用がまだ安定しにくい段階です。

1ヶ月後に再注射することで、浅層にヒアルロン酸をより均一に行き渡らせ、持続のベースを作りやすいと考えられています。

また、ターンオーバーの観点や、変化の維持の面から見ても、最初の3回目までは1ヶ月の頻度でプルリアルを注入することが望ましいとされています。

ボライトの特徴

上から見た注射器とアンプル

ボライトには、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

ここからは、ボライト特有のポイントについて解説します。

肌の保水力を向上できる

ボライトは、真皮層に注入し、肌にうるおいを与えることを目的として用いられます。

日々の保湿だけでは対策が難しい乾燥や、ごわつき、カサつきへの配慮をしやすいのが特徴です。

ボライトは水分が保持されやすい肌状態を目指し、化粧水や乳液のなじみ、メイク前のコンディションづくりをサポートするようなイメージです。

特に頬や口周りなど、乾燥が目立ちやすい部分で、うるおいを行き渡らせやすく、日中のつっぱり感を抑えたい方にも向いています。

自然なツヤやハリを得られる

ボライトは厚みを盛り上げるよりも、肌表面のキメを整えることを目的として選ばれるケースがあります。

肌表面に自然なツヤやハリをもたらし、光の反射を均一に整えることで自然なツヤ感やふっくらとした印象づくりを目指していくイメージです。

ボライトは少量を顔全体に注入していく施術であるため、表情になじみやすく、仕上がりがやり過ぎに見えにくいのがポイントです。

スキンケアでは届きにくい部分の質感を底上げし、日々の手入れを活かしやすい状態を目指せます。

特に、頬の高い位置や目の下まわりなど、光を集めやすい部分を滑らかに整えると、写真や鏡での見え方が安定しやすく、日中にくすんで見える状態を抑えられることも少なくありません。

若々しい印象の肌につながる

ボライトの特徴は、肌の土台を整える設計により、乾燥やキメの乱れを抑え、明るくいきいきとした印象づくりにつなげられることです。

肌に厚みを出すのではなく、面をなめらかにして見え方を整えることで、メイクに頼りすぎない自然な仕上がりを目指せます。

口の周りや目の周辺など、表情の印象に関わる部分の質感を整えると、笑顔や会話時の印象が変化することがあります。

結果的に、疲れて見えにくい印象を目指しやすくなるでしょう。

日常のスキンケアや紫外線対策と組み合わせやすく、普段の生活リズムに無理なく取り入れられるのが特徴です。

ボライトは、極端な変化ではなく、清潔感や整った雰囲気を重視する方に向いているアプローチといえるでしょう。

なめらかさの向上を目指せる

ボライトは、凹凸や毛穴まわりの質感に配慮し、少量を均一に注入していくため、なめらかな質感を目指せます。

ボリュームを出したり、メイクを厚塗りしたりするのではなく、肌の内側から整えていくイメージです。

見た目の変化につながるのはもちろんのこと、ファンデーションの密着しやすくなり、ヨレにくくなるといった特徴もあります。

肌の表面が整っていると下地やファンデーションを薄めで済ませやすく、厚塗り感のない仕上がりも目指せるでしょう。

1回の注入で効果は約9ヶ月持続する

ボライトは、施術の頻度として約9ヶ月前後を一区切りとしてメンテナンスを提案されることがあります。

ボライトを注入しても永久的に効果が持続するわけではなく、およそ9ヶ月を目安に、もとの状態へ戻っていくからです。

ただ、状態を確認しながら適切な間隔で施術を受けつつ、スキンケアや紫外線対策と併用することで、質感をキープしやすくします。

定期的な施術を前提とすることで、目標の質感や仕上がりイメージを維持しやすくなるでしょう。

ちなみに、ヒアルロン酸の種類によっては、持続期間が半年程度のケースもあります。

持続期間が短めのヒアルロン酸と比べると、施術の頻度が少なく済みやすいのは、ボライトの特徴といえるでしょう。

「なるべく施術頻度を少なくしたい」「忙しいからこまめに通院するのが難しい」といった方でも検討しやすいかもしれません。

プルリアルとボライトは併用できる?

アンプルに刺した注射器

プルリアルとボライトは併用できる場合が多いものの、理想の仕上がりや肌の状態などによっては、いずれかの施術に絞ることを推奨される場合もあります。

なぜなら、そもそもプルリアルとボライトには、目的や目指せず肌状態に違いがあるからです。

ボライトは肌表面のうるおい・キメなどの質感を変化させることを目的とすることが多い傾向にあります。

一方のプルリアルは、ラインによって保水寄りから再生寄りまで幅があり、役割が重ならず補完的に使える場面があります。

「ツヤ感を強めたい」「なめらかさを優先したい」「ハリ感を出したい」といった理想の仕上がりによっては、併用が好ましくなかったり、施術の順番を調整したりしたほうがよいケースもあるでしょう。

また、乾燥や毛穴、小じわ、くすみの程度など、現在の肌状態のほか、ダウンタイムをどこまで許容できるかによっても、どちらか一方に絞ったほうが満足度が高い場合もあります。

なお、持病やアレルギー、注入部位に炎症・傷・感染がある場合は、施術が望ましくないため、そもそもプルリアルやボライトが選べないことも考えられます。

そのため、まずは医師に相談し、選べる治療が何なのかを把握することが重要です。

まとめ

プルリアルとボライトは、いずれも肌育の発想で肌の土台を整える施術です。

しかし、今回ご紹介した通り、用途や目的などに違いがあります。

そのため、プルリアルとボライトの違いをよく理解したうえで、自分にマッチする施術を考えていかなければなりません。

とはいえ、肌にお悩みを抱えている方の選択肢が、必ずしもボライトやプルリアルのみとは限りません。

ピーリングのほうが適している場合や、ボトックス注射のほうが理想に近づけられるケースなどもあります。

また、一人ひとりの現在の肌状態や、持病・アレルギーの有無などでも、適した施術は異なります。

そのため、「そもそも自分がどのような状態を目指しているのか」を考えることも重要です。

BIJOU CLINICでは、お肌の悩みを抱えている方のために、さまざまな施術メニューを展開しています。

今回ご紹介した肌育注射や、ボトックス、ヒアルロン酸注射、脂肪溶解注射など、対応施術は豊富です。

カウンセリングのみにも対応していますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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