2025年10月23日
近年、美容医療の分野で注目されているのが、肌育注射です。
肌育注射の中には、肌のハリや潤いをサポートする成分として知られているヒアルロン酸配合の薬剤があります。
従来のヒアルロン酸注入は、ボリュームを出してほうれい線や口角のしわ、くぼみなどを消したり、鼻の高さを出す、顎をシャープにして形成するものが一般的でした。
一方で、肌育注射では、非架橋ヒアルロン酸が多く用いられ、肌全体の質感改善を目的としています。
この記事では、肌育注射のヒアルロン酸がもたらす効果や従来のヒアルロン酸注入との違い、さらに肌育注射に向いている方や施術の流れなどをわかりやすく解説します。
肌のハリ、くすみや小じわ、毛穴などを総合的に改善したい方は、ぜひ参考にしてください。

肌育注射とは、ヒアルロン酸やポリヌクレオチドなどを肌の真皮層に直接届け、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで肌質そのものを整える美容治療です。
従来のように一時的にシワを埋めたり、見た目だけを若々しく見せるのではなく、肌を育てるという発想で内側からハリや潤いを引き出します。
紫外線や加齢で衰えた肌の土台に働きかけるため、自然な変化を望む方や長期的に美肌を維持したい方にも向いています。
薬剤の種類も豊富になっており、赤み・小じわ・乾燥など悩みに合わせて選べるのも特徴です。

従来のヒアルロン酸注入は、気になる部分にヒアルロン酸を注入し、物理的にシワを埋めたりボリュームを補ったりする手法が主流でした。
一方、肌育注射の目的は、肌の構造を再構築することにあります。
成分を注入することで、線維芽細胞が活性化し、コラーゲン・エラスチンといった肌の主要構造成分が新しく産生されます。
その結果、数週間から数か月かけて肌質全体がなめらかに整い、自然なハリや弾力が戻る効果が期待できます。
従来のヒアルロン酸注入と肌育注射では、目的が異なります。
それぞれの特徴の違いを理解しておくことで、自分にはどちらが合っているのか検討しやすくなるでしょう。
従来のヒアルロン酸注入は以下のような特徴があります。
一方で、肌育注射の特徴は以下のようなものです。
つまり、従来治療が見た目を変えることを目的としているのに対し、肌育注射は肌質を根本から改善することを目的としています。
上記のような違いは、肌育注射で用いられるヒアルロン酸の種類によって現れます。
肌育注射で用いられるヒアルロン酸は大きく分けて架橋と非架橋の2種類があります。
従来のヒアルロン酸注入でも使われる架橋ヒアルロン酸の特徴は以下の通りです。
一方、非架橋ヒアルロン酸には以下のような特徴があります。
肌育注射に使われる薬剤の多くは非架橋ヒアルロン酸を活用しています。

肌育注射でよく使われる非架橋ヒアルロン酸は、架橋ヒアルロン酸と異なり、さらさらとした液状で、真皮層に均一に広がりやすい特徴があります。
ボリュームを強調するのではなく、肌そのものの質感を改善することに優れています。
非架橋ヒアルロン酸の注入によって期待できる効果は保湿力の向上・線維芽細胞の活性化・薬剤ブレンドによる多角的な美肌効果の3つが代表的です。
以下で詳しく見ていきましょう。
非架橋ヒアルロン酸を注入すると、真皮に小さな刺激が加わり、肌は傷を治そうと修復反応を起こします。
その過程で線維芽細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの産生が促されます。
これにより、内側からふっくらとしたハリが生まれ、たるみや小じわの改善につながります。
即効性というよりは、数週間〜数か月かけて少しずつ肌が変化していくため、自然で持続的な若返り効果を期待できるのが魅力です。
ヒアルロン酸の大きな特徴のひとつが高い保水力です。
非架橋ヒアルロン酸は真皮層で水分を引き寄せ、抱え込むことで肌を長時間潤った状態に保ちます。
乾燥によるちりめんじわや、化粧ノリの悪さに悩む方の肌を土台からしっかりと整えるサポートをします。
また、肌の表面が均一に潤うこと光の反射が美しくなり、健康的なツヤのある肌に近づけるでしょう。
非架橋ヒアルロン酸は単独で使うだけでなく、ポリ乳酸やポリヌクレオチドなどと組み合わせたスキンブースターとして肌育注射で活用されます。
そのため、乾燥・小じわ・くすみ・毛穴の開きや赤みなど、一人ひとりの肌悩みに合わせたオーダーメイドの治療が可能です。
薬剤ブレンドの自由度が高いため、目的に応じたアプローチができ、幅広い美肌効果が期待できます。

非架橋ヒアルロン酸を用いた肌育注射は、自然に肌質を改善したい、注入したとバレたくないという方に向いています。
また、従来のヒアルロン酸注入に抵抗があった方でも取り入れやすい治療です。
以下に具体的なケースを紹介します。
非架橋ヒアルロン酸は肌の内部で均一に広がり、自然なツヤやなめらかさを引き出します。
注入したとわかるような不自然なふくらみは出にくく、周囲には肌がきれいになったと思われる自然な仕上がりが期待できます。
美容医療が初めての方や、職場・家族に気づかれたくない方におすすめです。
従来の架橋ヒアルロン酸は、シワやへこみを持ち上げるために使うことが多く、注入部位によっては「ふくらみすぎるのでは」と不安を感じる方もいます。
一方、非架橋ヒアルロン酸は水分保持がメインで、顔の形を変える効果はほとんどありません。
そのため、重たさや不自然なボリュームが出る心配がほぼなく、軽やかで自然な仕上がりを求める方に推奨されます。
非架橋ヒアルロン酸は、表層から真皮の中間層まで均一に潤すため、乾燥だけでなく毛穴の開きや小じわ、肌のくすみといった複合的な悩みにアプローチできます。
肌表面がなめらかになると光が均一に反射し、写真映えするような透明感とツヤが出やすくなります。
「なんとなく肌が疲れて見える」「ベースメイクをしても隠しきれない」という方にとって、肌育注射は総合的な肌質改善につながる治療です。

ヒアルロン酸を含む肌育注射には、全体の肌質改善に加えて、さまざまな肌悩みに合わせた薬剤の種類があります。
配合成分や特徴がそれぞれ異なるため、自分の肌の状態に合わせて選ぶことが大切です。
主なヒアルロン酸配合の薬剤は以下の通りです。
| 薬剤名 | 主成分 | 特徴・効果 | おすすめの方 |
| リジュランHB | ポリヌクレオチド+非架橋ヒアルロン酸 | 高い保湿力・肌再生効果・ハリツヤ改善 | 乾燥肌 |
| ジュベルック | ポリ乳酸+非架橋ヒアルロン酸 | 乾燥・シワ改善・持続性高 | 乾燥・小じわが気になる方 |
| ジャルプロ | 非架橋ヒアルロン酸+アミノ酸+ペプチド | エイジング効果が高い・弾力やハリ改善 | 弾力不足や肌の衰えが気になる方 |
| プルリアルデンシファイ | 非架橋ヒアルロン酸+ポリヌクレオチド+マンニトール | くすみ・赤み・ハリツヤアップ | ハリ不足・くすみ・赤みが気になる方 |
| ボライト | 架橋ヒアルロン酸 | 保水力向上・弾力アップ・乾燥によるしわ・たるみ | 肌質改善を短期間で実感したい方 |
このように、肌育注射は薬剤によっても効果や特徴が異なるため、信頼できる医師に事前のカウンセリングでしっかり相談し、自分に合った施術を選択しましょう。

ヒアルロン酸を含む肌育注射には、医師による手打ちと専用機械による注入(水光注射・ターゲットクールなど)の2種類の方法があります。
手打ち注入は、医師が肌の状態を確認しながら、一針ごとに注入量や深さを調整できる方法です。
手打ち注入は、部位ごとに適切な深さや薬剤量を調整できるため、目元や口元など繊細な部分の治療に向いています。
また、肌質や悩みに合わせたオーダーメイド治療が可能で、自然な仕上がりを目指せます。
施術中に痛みや違和感を確認しながら進められるのも、大きなメリットです。
肌育注射の機械打ちは専用の注入機器を使用し、均一に薬剤を届ける方法です。
広範囲に均一な深さと量で注入でき、短時間で施術が完了するケースが多いです。
吸入や冷却作用などの痛みを抑える機能がある機器が多く、痛みを軽減しやすくなります。
また、顔全体に均一に薬剤を届けられるため、潤い不足や小じわ、肌のトーン改善などを目指す方に向いています。
全体的な肌質改善を求める方は機械注入、目元や口元など敏感な部位を改善したい方は手打ち注入が適しています。
ただし、薬剤の種類によっては機械で注入できない場合もあるため、医師と相談しながら最適な方法を選びましょう。

従来のヒアルロン酸注射は、シワを埋めたりボリュームを出したりするために用いられます。
その際、注入部位に赤み・腫れ・内出血・むくみ・しこりといった症状が一時的に出ることがあります。
これらは一般的には数日で落ち着き、症状もメイクで隠せる程度のものが多いため、ダウンタイムは比較的短い施術とされています。
一方、肌育注射に配合させるヒアルロン酸は、保湿や肌質改善を目的としたさらさらとしたものが中心です。
そのため、強いボリュームアップが起こらず、施術後の違和感や腫れが少ないのが特徴です。
施術直後に軽い赤みやむくみが出る場合がありますが、数時間から数日で自然に改善することが多いでしょう。
ダウンタイムが少なく、当日から日常生活に戻ることができ、翌日からはメイクも可能です。

ヒアルロン酸配合の肌育注射についてよくある質問をまとめました。
施術前に疑問を解消し、スムーズな施術の検討に入るための参考にしてください。
ヒアルロン酸を打った箇所に肌育注射を打つことは可能です。
ヒアルロン酸で得られる即時的なボリューム効果に加え、肌育注射を組み合わせることで、内側からの保湿や肌質改善も同時に期待できます。
ただし、すでに注入しているヒアルロン酸の種類や部位との相性、注入時期などでも施術が受けられるかどうかが変わるため、施術前に医師と十分に相談しましょう。
痛みの感じ方に個人差がありますが、肌育注射は極細の針で注入するため、強い痛みはほとんどありません。
多くのクリニックでは麻酔クリームなどの痛みを軽減させるオプションも用意しており、痛みに敏感な方でも受けることができるでしょう。
施術も短時間で終わることが多く、負担の軽減になります。
個人差や薬剤による違いもありますが、肌育注射の効果は注入後数日から1週間ほどで実感できる方が多いです。
まずは潤いやハリの変化を感じ、その後徐々にキメやツヤの改善につながります。
ただし、1回の施術で得られる効果は限定的で、持続性を高めるには、複数回の施術を一定間隔で受けるのがおすすめです。
最適な回数や間隔は肌の状態や目的によって異なるため、医師と相談しながら計画を立てるとよいでしょう。
肌育注射に含まれるヒアルロン酸は、従来のボリュームアップ目的の注入とは異なり、肌そのものを健やかに整えることに重点を置いた治療です。
非架橋ヒアルロン酸によって、線維芽細胞の活性化や水分保持力の向上が期待でき、自然な仕上がりで若々しい印象をサポートします。
肌育注射の中でも非架橋ヒアルロン酸を使った薬剤は数種類あり、それぞれ特徴が異なるため、信頼できる医師のもとで相談しながら選択することが大切です。
『BIJOU CLINIC』では、患者様一人ひとりの肌状態やお悩みに合わせて薬剤をオーダーメイドで選定し、丁寧な施術を行っています。
肌育注射を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
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