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ボライトはニキビ跡に効果あり?適応タイプや他治療との違いも紹介

ニキビが治った後も、肌に残る凹凸や色味などのニキビ跡にお悩みの方は少なくありません。

近年、肌質改善を目的とした注入製剤『ボライトXC』が、ニキビ跡への応用治療として注目されています。

この記事では、ボライトがニキビ跡に効果があるのか、適応タイプや他治療との違いなどについて詳しく解説します。

ニキビ跡にお悩みの方、ボライトが適応のニキビ跡タイプを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ボライトの基本

ボライトの美容成分のイメージ画像

ボライトは、アラガン・ジャパン株式会社で開発されたジュビダームビスタシリーズのひとつである、架橋ヒアルロン酸製剤です。

肌質の改善に着目したボライトは、さまざまなお悩みに対応しています。

ボライトの特徴

ボライトは、厚生労働省に承認された架橋ヒアルロン酸製剤で、皮膚の保水性改善を目的として使用されます。

医薬品医療機器総合機構(PMDA)では、皮膚の水分保持に関与する製剤として位置づけられています。

(参照:「令和2年度承認品目一覧」独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)

使用されているヒアルロン酸は架橋構造を持ち、体内で分解されにくい性質があります。

そのため、皮膚内に水分を保持する状態が比較的長く続く点が、ボライトの大きな特徴です。

部位差や個人差はありますが、約9か月前後の持続期間があるとの報告もあります。

乾燥による小ジワやハリ・ツヤ不足、毛穴や赤みの改善など、肌のお悩みに幅広く用いられる製剤です。

ボライトの特徴について、以下の記事も参考にしてください。

ボライトで肌荒れを改善できる?期待できる変化やおすすめのケース

他のヒアルロン酸注入との違い

一般的に用いられるヒアルロン酸注入は、シワを目立ちにくくする、輪郭を整えるなど、形状の変化を主な目的としています。

比較的深い層に注入され、粘性も高く、一定のボリュームを持つ性質があります。

一方ボライトは、皮膚の浅い層に少量ずつ注入し、皮膚内の水分環境に着目した使い方を想定した設計です。

広い範囲に均一に広がり、質感を整えることを目的としています。

同じヒアルロン酸でも、適応や治療目的が異なることを理解しておきましょう。

ヒアルロン酸注入について、以下の記事でも解説しています。

肌育注射のヒアルロン酸はどんな効果がある?従来との比較や種類を解説 

ニキビ跡の種類

頬に赤いニキビのある女性

ニキビ跡は、見た目が似ていても原因や皮膚の状態により種類があります。

タイプを理解することで、どのような治療が適しているかの判断材料になります。

赤みが残るニキビ跡

赤みが残るニキビ跡は、ニキビの炎症が治まった後も、毛細血管の拡張が続くことで赤く見える状態です。

「炎症後紅斑」とも呼ばれ、皮膚の構造自体が大きく壊れているわけではありません。

触れたときの凹凸は目立たないものの、肌の色調が均一でないため、ニキビが治っていないように見えることがあります。

赤みが残るニキビ跡は、時間の経過とともに落ち着くこともありますが、数か月以上残るケースも見られます。

紫外線や摩擦などの刺激によって赤みが長引くこともあるため、注意が必要です。

色素沈着型のニキビ跡

色素沈着型のニキビ跡は、炎症後にメラニンが過剰に産生され、茶色っぽく残っているタイプです。

炎症後色素沈着と呼ばれ、表皮レベルの変化が主体です。

ニキビそのものは治っていても、シミのように跡が残るため、見た目にお悩みの方も少なくありません。

紫外線の影響を受けやすく、適切なケアを行わないと、色味が定着しやすい傾向があります。

皮膚の凹凸は伴わないことが多く、治療を選択する際は色をどう扱うかが重要です。

炎症によるしこりのあるニキビ跡

炎症によるしこりが残るニキビ跡は、皮膚の内部に硬さや厚みが感じられる状態です。

見た目には凹凸がなくても、触れると違和感があり、肌の一部だけが硬く感じられることがあります。

炎症が真皮層に及び、組織の回復過程で変化が生じた結果と考えられます。

色調と構造の変化の中間の性質を持ち、スキンケアだけでは改善を実感しにくいタイプです。

しこりの程度や範囲によって適した治療が異なるため、状態の見極めが重要です。

凹凸を伴うニキビ跡

凹凸を伴うニキビ跡は、皮膚組織が炎症によって破壊され、回復過程で欠損が残ったタイプです。

一般的にはクレーターと呼ばれ、浅い凹みから深い凹みまで、状態には幅があります。

見た目のお悩みにつながりやすく、治療を検討する方が多いです。

皮膚構造そのものが変化しているため、色調改善や表面的なケアだけでは、対応が難しいケースもあります。

ケロイド状のニキビ跡

ケロイド状のニキビ跡は、皮膚が盛り上がる形で残っている状態です。

通常の治癒過程とは異なり、組織が過剰に反応することで、赤く硬い盛り上がりになることがあります。

体質的な要因によりケロイド状になりやすく、誰にでも起こるわけではありません。

凹凸を改善する治療や注入治療とは考え方が異なり、刺激によって状態が変化しやすいため、慎重な判断が求められます。

ボライトはニキビ跡に効果ある?

ニキビ跡を気にして鏡を見ている女性

ボライトがニキビ跡に有効かどうかは、種類によって判断されます。

すべてのニキビ跡にボライトが向いているわけではないため、適応される種類を知っておきましょう。

ボライトが適応されるニキビ跡

ボライトが検討されるのは、凹凸が浅く、肌全体の質感が乱れて見えるタイプのニキビ跡です。

皮膚構造が大きく破壊されていない場合は、肌の水分保持状態や表面の滑らかさが変わることで、凹凸の影が目立ちにくく見えることがあります。

凹みを持ち上げるわけではなく、見え方の印象が変わると考えましょう。

また、赤みや色素沈着が原因でなく、触れたときにざらつきや均一でない感触が気になるケースでも、検討されることがあります。

ボライトは、構造的な欠損による凹凸を修復する治療ではないことを、理解しておきましょう。

ボライトが適さないニキビ跡

ボライトが適さないのは、深いクレーター状の凹凸や、明確な瘢痕が形成されているニキビ跡です。

皮膚の構造そのものが変化していると、水分環境を整えるだけでは、見た目の変化につながりにくいとされています。

ケロイド状に盛り上がるタイプや、炎症が強く残っている状態も、ボライト単独での対応は難しいケースがあります。

ボライトは適応外のニキビ跡では変化を感じにくいこともあるため、ニキビ跡の状態を見極めることが重要です。

ボライト以外のニキビ跡治療

カルテに書き込んでいる医師の手元

ニキビ跡治療には、目的や皮膚状態に応じた複数の選択肢があります。

ここでは、代表的な治療法の治療内容について解説します。

フラクショナルCO2レーザー

フラクショナルCO2レーザーは、凹凸を伴うニキビ跡に対して用いられる治療です。

レーザーを点状に照射し、皮膚の一部に熱刺激を加えることで、真皮層に微細な損傷を作ります。

この刺激をきっかけに、皮膚の修復過程が働き、ニキビ跡によって乱れた皮膚構造の再編を促進する流れです。

ニキビ跡では、炎症によって真皮のコラーゲン構造が崩れていることが多く、フラクショナルCO2レーザーは、構造の凹凸をなだらかに整えます。

状態に合わせて複数回の治療を重ねることで、凹みの深さや輪郭が徐々に目立ちにくくなる効果が期待されます。

フラクショナルCO2レーザーは、浅いクレーターから中等度の凹凸を伴うニキビ跡で検討されることが多いです。

ただし、痛みや赤み、腫れ、内出血などの数日〜1週間程度のダウンタイムを伴うため、医師とよく相談しながら施術計画を立てる必要があります。

サブシジョン

サブシジョンは、凹凸を伴うニキビ跡に対して行われる治療で、皮膚の下にある癒着に直接アプローチします。

ニキビ跡の凹みの一部は、炎症後に形成された線維性の組織によって、皮膚が内側へ引き込まれている状態です。

サブシジョンでは、専用の針やカニューレを皮膚の下に挿入し、引き込みの原因となっている癒着を物理的に切り離します。

凹みの位置を確認しながら局所的に施術し、内部構造に働きかける点が特徴です。

癒着が解除されることで皮膚が持ち上がりやすい状態になり、凹凸の段差が緩和される効果が期待できます。

サブシジョンは、ニキビ跡の深さや範囲に合わせて、複数回行われるのが一般的です。

ただし、内出血や腫れを伴うダウンタイムが生じるため、治療後の経過を見ながら計画的に進めることが重要です。

レーザートーニング

レーザートーニングは、色味が主体となるニキビ跡に対して用いられることが多い治療です。

低出力のレーザーを均一に照射することで、炎症後に残った赤みや色素沈着に関与するメラニンに働きかけます。

ニキビ跡そのものの凹凸を改善するものではなく、見た目の色調を整えるのが目的です。

赤みが長く残るニキビ跡や、茶黒く色づいた炎症後色素沈着では、肌全体の色ムラが目立ちやすくなります。

レーザートーニングは、ムラを緩やかに均一化することで、ニキビ跡が強調されにくくなります。

1回の照射だけでは変化が緩やかなため、一定の間隔を空けながら複数回行うことが多いです。

外用薬・スキンケア

外用薬やスキンケアは、色調変化や表皮レベルのニキビ跡に対して用いられます。

ニキビ跡の種類や肌の状態などによって、適した外用薬・スキンケアは異なり、主な薬剤や成分は以下のようなものが挙げられます。

薬剤・成分主な作用使用目的
トレチノイン(ビタミンA誘導体)表皮のターンオーバー促進炎症後色素沈着・赤みの改善
アダパレン角化異常の調整色素沈着肌表面のざらつき
ビタミンC誘導体メラニン生成抑制茶色く残るニキビ跡の色調ケア
ハイドロキノンメラニン生成抑制色素沈着型ニキビ跡の改善補助

これらは、凹凸構造そのものを変える治療ではなく、ニキビ跡の状態に合わせて使用することが重要です。

外用治療は即時的・劇的な変化よりも、時間をかけて状態を整える役割を担っています。

また、他の治療と組み合わせて行われることもあるため、医師とよく相談しながら選択しましょう。

内服薬

内服薬は、ニキビ跡のなかでも赤みや色素沈着タイプに補助的な役割として用いられることがあります。

薬剤名主な作用使用目的
トラニスト(トラネキサム酸)炎症後の変化への関与赤み・色素沈着が残るニキビ跡改善の補助
シナール(ビタミンC製剤)抗酸化・代謝サポート色調変化の長期化対策
ユベラ(ビタミンE製剤)血流・代謝環境の調整色素沈着・くすみ対策の補助

内服薬は、単独でニキビ跡治療の中心となることは少ないですが、色味や炎症後の変化を整えるサポートをすると理解しておきましょう。

すぐに効果が現れるわけではなく、継続して服用することで徐々に変化していくものです。

ただし、服薬を開始してから数か月経っても変わらないときは、体質や症状に合っていない可能性があるため、医師に相談しましょう。

まとめ

ボライトは、ニキビ跡に直接働きかける治療ではありませんが、ニキビ跡の見え方や印象を変化させて、目立たなくする効果が期待できます。

ニキビ跡の種類により適用されるかは異なりますが、肌の質感や均一感を整えることで、補助的な役割を担います。

ニキビ跡の状態を正しく把握し、目的に合った治療法を選択して、ボライトが併用できるかを医師とよく相談しましょう。

BIJOU CLINICは、医師の手打ち注射によるボライト施術を行っております。

ニキビ跡治療では、フラクショナルレーザーや内服薬の処方などにも対応し、症状に合わせて適した治療をご提案いたします。

ニキビ跡へのボライト施術・他治療との併用を検討している方は、ぜひBIJOU CLINICへご相談ください。

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