ボライトXCでボコつく原因5つ！ボコボコさせないための予防法とセルフケア＆早く回復させるコツ

「ボライトXC施術後にボコつきが出ているけど大丈夫？」
「ボライトXCでボコボコするのはなぜ？」

ボライトXCの施術後、こんな不安を感じている方もいるかもしれません。

1回で効果が長持ちする傾向にあることからも人気を集めるボライトXCですが、施術後は一時的にボコつきが出たり、医師の技術や肌質によってボコつきが目立ちやすかったりすることがあります。

この記事では、ボライトXCの特徴、ボコつきが出る5つの原因、治まるまでの期間の目安、治らない場合の対処法を紹介します。

ボコボコを防ぐ方法や自宅でできるマッサージ法も合わせて紹介しますので、ぜひ記事をチェックしてみてください。

ボライトXCとは？

ボライトXC（ジュビダームビスタボライトXC）は、ボトックスでも知られるアラガン社が販売する肌質改善に特化したヒアルロン酸製剤です。

同社のジュビダームビスタシリーズの中でも最も柔らかく、肌の潤い保持力を高めることで、小じわやハリの改善が期待できます。

ジュビダームビスタシリーズの他のヒアルロン酸製剤は「形を整える」ことを目的としている一方、ボライトXCは肌の保水性、弾力性の改善を目的としており、2020年12月には厚生労働省の承認を受けています。

（参照：肌質改善*を目的とした新たなヒアルロン酸注入材「ジュビダームビスタ ボライトXC」発売開始）

施術頻度	約6〜9ヶ月に1回ほど
ダウンタイム	1〜3日（内出血は1〜2週間ほど）
副作用・リスク	軽度の腫れ、内出血、赤み、凸凹、左右差、アレルギー、血流障害など

ボライトXCではボコつきが起こることがあるって本当？

ボライトXCでは、注射での注入後に一時的にボコボコや凸凹、しこりなどが生じることがあります。

「他のヒアルロン酸を含む肌育注射は平気だったのに、なぜボライトXCはボコつくの？」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。

これは、ボライトXCは粘度のある「架橋（ヒアルロン酸が身体に吸収されにくくする処理のこと）されたヒアルロン酸」であることが主な理由です。

ジュベルックやプルリアルにもヒアルロン酸が含まれますが、これらに配合されているのは、サラサラした「非架橋のヒアルロン酸」です。

ボライトXCのヒアルロン酸は粘度があるため、施術後のボコボコ感が出やすくなっているのです。

その一方で、架橋してあるからこそ、ボライトXCは1回の施術でも効果が長持ちしやすいというメリットもあります。

ボコつきは対策次第で回復を早めたり、リスクを減らしたりすることもできるため、医師と相談して有効な対策をしましょう。

ボライトXCのボコつきが治まる期間の目安

ボライトXCは柔らかいヒアルロン酸のため、施術後にボコつきが出た場合でも、通常数日〜1週間程度で自然に目立たなくなることがほとんどです。

注入したヒアルロン酸製剤が皮膚の組織に馴染むと、ふくらみや固さは徐々に和らいでいきます。

体質や代謝によっては、落ち着くまでに数週間かかるケースもあるため、焦らず経過を見守りましょう。

ただし、明らかにボコつきや腫れが悪化している場合や強い痛みが伴う場合は、炎症や感染の可能性もあるため早めに医師へ相談してください。

ボライトXCでボコつきが出る5つの原因

ボライトXCは、どこに打っても必ずボコつきが起こるわけではありません。ボコつきやすい理由としては、以下の5つがあります。

• 注入部位が浅かった
• 1か所に多く注入してしまった
• 注入直後のマッサージが不十分だった
• 注入部位の皮膚が薄い・柔らかかった
• 針を刺した部分が一時的に腫れている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

注入部位が浅かった

ボライトXCに限らず、リジュラン、ジャルプロ、プロファイロといった肌育注射でも、施術後の数日はボコつくことがあります。

ただし、1ヶ月近くボコボコしているのが治まらない場合は、打つ場所が浅すぎた可能性があるかもしれません。

皮膚は浅い順から「表皮」「真皮」「皮下組織」といった層構造になっており、ボライトXCは真皮層に入れることで効果を発揮します。

しかし、浅すぎる位置に注入してしまうと、皮膚表面にふくらみが浮き出てしまうことがあります。とはいえ、反対に深すぎる部分に注入すると、ボライトXCの効果を十分に感じることができません。

ボコつきを避けつつ、しっかり効果を得るためには真皮層に狙いを定めて注入する必要があるため、正しい深さに打てるドクターによる処置を受けることが大切です。

1か所に多く注入してしまった

他のヒアルロン酸は、しわやくぼみといったピンポイントに注入して持ち上げますが、ボライトXCの場合は注入部位をマス目状に細かく分け、肌の広範囲に均一に注入していきます。

このとき、1か所に多く注入しすぎてしまうと、その部分が膨らみすぎてボコボコ感が出ることがあります。

ボライトXCは、注入量や場所のバランスが重要です。

自然な仕上がりを求めるなら、経験豊富で細かく分散して入れる技術を持った医師の施術を受けましょう。

注入直後のマッサージが不十分だった

ボライトXCは、施術中や施術後に医師や看護師が皮膚の上から手で圧を加えて仕上がりを整えるマッサージ（モールディング）が必要です。

注入後24時間以内に、適切なマッサージで馴染ませることで、自然で美しい仕上がりを目指せます。

しかし、このマッサージがしっかりできていないと、注入した薬剤が偏ってボコつきにつながることがあります。

マッサージでは多少の痛みを感じることもありますが、ボコつきを避けるための処置であると理解しておきましょう。

注入部位の皮膚が薄い・柔らかかった

額やこめかみ、首のように皮膚が薄い部位・柔らかい部位では、注入したヒアルロン酸が目立ちやすいことがあります。

これは患者さん一人ひとりの肌質によっても異なり、もともと肌が薄い方や柔らかい方は、皮膚が厚い方や硬い方に比べると、凸凹が目立つことがあります。

医師による事前のカウンセリングや診断で、しっかり肌の状態を見極めてもらうことが大切です。

針を刺した部分が一時的に腫れている

注射でヒアルロン酸を注入するという施術の性質上、針を刺した部分に一時的な腫れや赤みが出るのは避けられません。

針跡部分の腫れが引くまでの間、肌表面が凸凹して見えることがあります。ただし、この腫れは通常は数日で治まり、跡が残ることもほとんどありません。

ボライトXCのボコボコ・しこりが治らない場合の対処法

治療を受けた後、肌に変化が起こると心配になってしまうものです。特に初めてボライトXCを受けた場合は、どうしても気になってしまうでしょう。

ボライトXCのボコつきは自然に治まることが一般的ですが、もしも残った場合でも溶かす注射で処置可能です。

ここでは、ボライトXCのボコボコやしこりが治らないときの対処法について紹介します。

落ち着くまで数日〜数週間は様子を見る

ボコつきが生じた場合でも、ほとんどの場合は数日〜1週間程度で自然に落ち着きます。

注入直後のボコつきは正常範囲内であることが多いため、しばらくは丁寧にアフターケアを続けながら様子を見てみましょう。

気になる場合はヒアルロン酸溶解注射で溶かすことが可能

ヒアルロン酸は人間の身体にもある成分で、時間の経過とともに自然に分解・吸収されていきますが、どうしてもボコつきが気になる場合は、ヒアルロン酸溶解注射（ヒアルロニダーゼ）で修正が可能です。

ただし、ヒアルロン酸溶解注射で溶かすとボライトXCの効果も失われるため、事前に医師としっかり話し合ったうえで検討しましょう。

ボライトXCの施術後のボコボコを防ぐためには？

ボライトXCのボコつきは自然に治ることがほとんどとはいえ、できるかぎりダウンタイムは少なくしたいものですよね。

ボコボコを防ぐためには、以下の対策が有効です。

• 信頼できるクリニックで施術を受ける
• 適量を注入する
• 自宅でマッサージをする

ここでは、上記の対策についてそれぞれ解説します。

信頼できるクリニックで施術を受ける

施術の仕上がりや満足度は、医師の注入の技術やデザイン力によって、経験値によって大きく変わります。

ボライトXCで失敗しないためには、症例数が豊富で、注入法を熟知しているクリニックを選ぶことが大切です。

クリニック選びのコツとしては、まずは公式HPやSNSで医師の実績や症例写真を確認しておきましょう。

症例写真は、「こんな仕上がりにしたい」と理想の仕上がりを伝えたり、反対に「こういう仕上がりになるのは避けたい」など、なりたくない仕上がりを伝えるのにも役立つため、チェックするのがおすすめです。

口コミやレビューのチェックも参考になりますが、偏った意見が書かれている可能性もあるため複数のサイトを参考にするといいでしょう。

適量を注入する

美容施術の中には、短期間で複数回の施術が必要なものもありますが、ボライトXCの場合は1回で効果を実感しやすいことが特徴です。

ヒアルロン酸は「多ければ良い」というものではなく、必要量を丁寧に注入することが自然で美しい仕上がりにつながります。

高い効果を得たいからといって、適量以上を注入したり、短期間で施術を繰り返したりするのは避けましょう。

短期間で繰り返し施術を受ける必要はなく、効果が切れてきた頃に再度施術を受けるのがおすすめです。

自宅でマッサージをする

ボライトXCの施術では、医師や看護師がボコつきを抑えるためにマッサージをしますが、ボコつきやしこりが残っている場合は、自宅でのマッサージを指示されることがあります。

マッサージによって製剤を均一に広げることで、ボライトXCが馴染んでいくでしょう。

ただし、自己判断でのマッサージや、やり過ぎは逆効果になる可能性もあるため、必ず医師の指示に従ってください。

事前に正しいマッサージ方法を確認し、適切なタイミングで行いましょう。

ボライトXCのボコつき解消のために自宅でできるマッサージ法

ここでは、ボライトXCのボコつきを解消するためのマッサージ方法を紹介します。

なお、ここで紹介する方法はあくまで一例です。

やり過ぎは逆効果になる可能性もあるため、必ず事前に医師に相談し、指導されたやり方に従いましょう。

1. 手と顔を清潔な状態にする
2. 手で触り、ボコつきが気になる部分を確かめる
3. ボコつき部分を清潔な綿棒や指で優しく潰すようにマッサージする

ボライトXC後のマッサージは24時間以内に行うことが大切で、できるだけ早いうちから馴染ませた方がボコつきが軽減されやすくなります。

やり過ぎには注意して、丁寧に行いましょう。

ボライトXCのダウンタイム中の注意点・早く回復させるポイント

ボライトXC施術後の経過を良好に保つためには、ダウンタイム中の過ごし方がとても大切です。

ボコつきや腫れを悪化させないためには、肌への刺激を極力避けることが基本です。また、生活習慣によっても回復のスピードは変わるため、以下の3つのポイントを意識しましょう。

必要以上のマッサージは避ける

マッサージはボライトXCを馴染ませるのに有効ですが、必要以上に行うことは避けましょう。

ボライトXCでは広範囲に細かくヒアルロン酸を注入しますが、マッサージをやり過ぎると注入したヒアルロン酸が移動してムラが出てしまう可能性があります。

エステやフェイシャルマッサージなどは避け、医師から具体的な指示がある場合を除き、なるべく肌に触らないようにしましょう。

血行が良くなることは避ける

ボライトXCの施術直後は腫れや内出血が出やすいため、激しい運動や長風呂、サウナ、飲酒といった血行が促進される行動は控えましょう。

少なくとも施術後2〜3日は安静を心がけ、ゆっくり身体を休めてあげた方が回復も早くなります。

なるべく肌に刺激を与えない

ボライトXCでは数か所に注射でヒアルロン酸を注入するため、施術後は針跡ができ、肌が敏感な状態になります。

洗顔は施術後12時間経過してから優しく行い、当日のメイクは控えましょう。

紫外線は肌への刺激となるだけでなく、ボライトXCの効果にも影響する可能性があるため、外出時は日傘や帽子、サングラス、日焼け止めなどを使ってしっかり紫外線対策を行うことが大切です。

まとめ

ボライトXCの施術後は、一時的にボコつきや凸凹、しこりが生じることがありますが、ほとんどは数日から数週間で自然に改善するため、過度に心配する必要はありません。

ただし、症状が長引く場合や他に気になる症状がある場合は、早めにクリニックへ相談しましょう。

万が一ボコつきが残ってしまった場合でも、ヒアルロン酸溶解注射によって溶かすことができます。

「なるべくボコボコしないようにしたい」「初めてボライトXCを受けるので不安」という方は、『BIJOU CLINIC』にご相談ください。

自然で洗練された仕上がりを追求し、多くの症例を手掛けてきた院長がボライトXCの施術を行います。

ボライトXC以外にも、肌育注射、脂肪注入、クマ取りなどさまざまな美容施術をご提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。