MENU
2026年7月21日
食事をしてから数時間〜数日後に現れる慢性的な肌荒れや疲労感、消化器の不調に悩まされたことはありませんか?
原因不明と言われ続けてきたその不調は、毎日の食事に関係している可能性があります。
遅延型フードアレルギー検査は、血液中のIgG抗体を測定し、体が反応しやすい食品を把握するための自費検査です。
「なんとなく調子が悪い」を繰り返している方に向けて、食生活を見直す手がかりになる遅延型フードアレルギー検査の重要性を紹介します。

遅延型フードアレルギーは、食後すぐではなく、数時間から数日後に体調変化が現れる可能性がある反応とされています。
食物アレルギーは、IgE抗体が関与し即時に症状が出る「即時型」と、IgG抗体の測定で評価されることがある「遅延型」に大別されると考えられています。
保険診療で一般的に行われるアレルギー検査の対象は、即時型のIgE抗体です。そのため、遅延型であるIgG抗体の反応は、通常の検査で把握しにくいとされています。
この時間差により、摂取した食品と症状の関連性に気づきにくく、同じ食品を継続して摂取してしまうケースもあります。
その結果、肌トラブルや消化器症状、慢性的な疲労感などの体調変化として現れることがあるのです。

2つの反応は、関与する抗体の種類だけでなく、症状が出るタイミングや気づきやすさにも違いがあります。
即時型(IgE)の場合、原因となる食品を食べた直後に強い反応が出るため、何が引き金になったかを比較的把握しやすいタイプです。
【特徴】
症状が明確で発症が速いことから、本人も周囲も「アレルギーだ」と気づきやすく、医療機関での診断につながりやすい傾向があります。
遅延型(IgG)の場合、食後数時間〜数日が経過してから反応が出るため、症状と食事の関連に自分では気づきにくいのが特徴です。
【特徴】
「なんとなく体の調子が悪い」という状態が長期間続いていても、食事が関係していると気づかないケースは少なくありません。
また、日常的によく食べている食品ほどIgG抗体値が上がりやすい性質があるため、検査結果は必ず医師の説明を受けたうえで解釈する必要があります。

IgG抗体との関連が指摘される症状は、全身のさまざまな部位に慢性的な不調として現れることがあります。
以下で、遅延型フードアレルギーが疑われる主な症状を紹介します。
繰り返すニキビや慢性的な肌荒れ、湿疹が続いているにもかかわらず、スキンケアを変えても改善しないケースで食事との関連が疑われることがあります。
目の下のくまやむくみが慢性化している場合も、同様の観点から食生活を見直すきっかけになることがあります。
特定の食品への反応が腸に影響している場合、食後の腹部膨満感や慢性的な下痢・便秘が繰り返されることがあります。
過敏性腸症候群と診断された方の中には、食生活との関連が指摘されるケースも報告されています。
十分な睡眠を取っても疲れが抜けない、午後になると急に集中力が落ちるといった状態が続く場合、食生活を含むさまざまな要因が影響している可能性があります。
体のだるさや頭の重さが食後に強まるパターンがある方は、食品との関連を調べる参考になることがあります。
特定の食品摂取後に頭痛が繰り返されるケースについて、IgG抗体との関連を検討した海外研究も報告されています。
ただし、因果関係が医学的に確立されているわけではなく、あくまで食生活を振り返る手がかりとして捉えることが適切です。
季節に関係なく、慢性的な鼻づまりや鼻水、咳が続く場合、吸入抗原以外に食品が関与している可能性も考えられます。
通常のアレルギー検査で原因が特定できなかった方が、食品との関連を調べる目的でこの検査を選ぶケースがあります。

✔ 原因不明の慢性的な体調不良が続いている方
✔ IgE検査を受けたが陰性で、不調が改善しない方
✔ 慢性的なニキビや肌荒れに悩んでいる方
✔ 食事に気をつけているのに疲労感が抜けない方
✔ 自分の体に合った食生活を把握したい方

遅延型フードアレルギー検査は、食生活を見直す参考情報として、食品ごとのIgG抗体値を把握できます。
以下で、遅延型フードアレルギー検査を受ける具体的なメリットを紹介します。
これまで「検査しても異常なし」と言われてきた慢性的な不調についても、食生活との関連を振り返るきっかけになる場合があります。
どの食品に反応が出やすいかがわかると、「何を食べないか」ではなく「何を減らしてみるか」という具体的な一歩を踏み出しやすくなります。
ただし、遅延型フードアレルギー検査はあくまで食生活を見直すための参考情報であり、検査結果だけで不調の原因を特定できるものではありません。
遅延型フードアレルギー検査は少量の採血で、乳製品・穀物・魚介・野菜・ナッツ・スパイスなど、普段の食卓に並ぶ幅広い食品を一括でチェックできます。
毎日食べているものや、健康のためにと続けている食品が意外な反応を示すこともあり、自分では気づきにくいパターンを把握するきっかけになります。
生活スタイルや知りたい食品の範囲に合わせて、セミパネル・フルパネルといった検査項目が異なるメニューを選択可能です。
遅延型フードアレルギー検査の結果をもとに、感覚に頼るのではなく、自分の体の反応データをもとに食品を選ぶ習慣が持てます。
検査後は医師と結果を一緒に確認しながら、無理のない範囲で食生活を調整していくため、過度な食事制限に陥りにくいのも特徴です。
食事と体調の関係を客観的に知ることで、日々の食の選び方が変わってくることがあります。

BIJOU CLINICでは、US BioTeK社の日本総代理店である「株式会社First Health Japan」を通じて、遅延型フードアレルギー検査を実施しております。
当院で対応しているのは、セミパネル(144項目)とフルパネル(240項目)となり、以下のように検査対象となる食品が異なります。
※検査項目は変更になる場合があります。


検査を受ける前に、いくつかの点を事前に確認しておくことで、より実態に近い結果が得られる可能性があります。
【準備のポイント】
気になる食品を事前に控えると、本来の反応が正しく測定されない可能性があります。
検査前は特に食生活を変えず、普段の状態でご来院することが望ましいです。

遅延型フードアレルギー検査を受けるハードルは、皆さまが思っているほど高くありません。
以下で、検査を受ける具体的な流れを紹介します。
遅延型フードアレルギー検査は自費診療のため、受診先は内科をはじめ、アレルギー科や美容外科など幅広い選択肢があります。
例えば、肌荒れやニキビなど皮膚トラブルが主な悩みの場合、検査と肌ケアをあわせて相談できる美容外科クリニックが選択肢に入ります。
受診先を選ぶ際は、検査後の結果説明や食事指導まで対応しているか、検査パネルの項目数や料金が明示されているかを事前に確認しておきましょう。
初診時は、現在の体調・気になる症状・食生活の習慣などを医師に共有します。
検査の仕組みや学会見解、結果の解釈方法についても、事前に医師から説明があります。
疑問点がある場合は、この段階で遠慮なく担当医に相談しましょう。
問診後、少量の採血を行います。
所要時間は5〜10分程度で、採取した血液サンプルは米国の専門検査機関へ送付されます。
検査結果は約2〜3週間後に受診先に届き、患者様へご連絡があります。
その後、再来院した際に医師と一緒にレポートを確認する流れです。

※US BioTeK社による検査結果のサンプル画像
陽性反応が出た食品の意味や今後の食事の調整方法についても、この場で詳しく説明があります。

遅延型フードアレルギー検査で陽性反応が出ても、すぐに該当食品をすべて除去する必要はなく、反応の強さと症状をあわせて医師と判断していくことが大切です。
ここでは、陽性反応が出た場合の適切な対応を解説します。
IgG抗体は、日常的によく食べている食品ほど数値が上がる性質があります。
そのため、「その食品を頻繁に食べている」ことで陽性反応が出る場合も多く、即座にアレルギーの原因食品と判断できるものではありません。
日本アレルギー学会も、IgG抗体検査の結果のみで食物アレルギーを診断することは推奨していません。
検査結果では、食品ごとに「0〜Ⅵ」という反応クラスに分けられます。
| 反応クラス | 程度 |
|---|---|
| 0 | 無反応 |
| Ⅰ(1) | 非常に低い |
| Ⅱ(2) | 低い |
| Ⅲ(3) | 中程度 |
| Ⅳ(4) | 高い |
| Ⅴ(5) | 非常に高い |
| Ⅵ(6) | 極めて高い |
中程度の反応が出た場合、完全除去ではなく、同じ食品を連日食べないローテーション法などを検討します。
強い陽性反応(4以上)が出た場合でも、対応方法は症状や食生活を踏まえて医師と相談しながら判断することが重要です。
いずれも自己判断で進めるのではなく、医師の指導のもとで取り組むことを前提としてください。
陽性反応が複数の食品にまたがっていても、すべてを一度に除去すると栄養バランスが偏るリスクがあります。
除去する食品の優先順位は、反応の強さや普段の摂取頻度をもとに医師と相談しながら決定することが重要です。
食の選択肢を必要以上に狭めないことが、長期的に無理なく続けるための考え方です。

検査結果がすべて陰性でも、体の不調が解消されるわけではなく、別の角度から原因を探ることが次のステップになります。
IgG抗体検査で陰性が出ても、食品が不調に関与していないと断言できるものではありません。
IgG以外の免疫反応や腸内環境の乱れが関係している場合もあり、検査の結果だけで食事との関連を完全に否定することはできません。
陰性という結果は、食事以外の原因も含めて幅広く見直すきっかけとして捉えることが大事です。
慢性的な疲労感や消化器症状が続く場合、腸内細菌のバランスの乱れや特定の栄養素の不足が背景にあることがあります。
腸管透過性との関連を検討する研究もありますが、十分に確立された概念ではありません。
気になる場合は、腸内フローラ検査など別の検査を組み合わせて原因を探ることも検討しましょう。
陰性の場合、不調の原因が食事だけにあるとは限らないため、内科・消化器科・皮膚科など症状に応じた診療科への相談も検討しましょう。
一つの検査結果に縛られず、複数のアプローチを組み合わせて体の状態を把握していくことが、慢性的な不調と向き合う現実的な方法です。
BIJOU CLINICでは、以下の料金で遅延型フードアレルギー検査をご案内しております。
| 検査項目数 | 料金(税込) |
|---|---|
| セミパネル / 144項目 | 55,000円 |
| フルパネル / 240項目 | 60,000円 |
※すべて自費診療となります。
※採血料は検査料金に含まれます。
※検査結果が出るまで約2〜3週間かかります。
※料金は予告なく変更する場合があります。

A. 日本アレルギー学会は、IgG抗体検査を「食物アレルギーの確定診断の根拠として使用することは推奨しない」という見解を表明しています。
当院でもこの見解を踏まえ、本検査を食物アレルギーの診断目的では使用していません。食生活を見直すための参考情報として活用していただくことを前提に、医師が結果の解釈を丁寧にご説明します。
A. 採血自体は少量ですが、妊娠中・授乳中の方への検査については、安全性への配慮から事前に医師への相談が必要です。
検査結果をもとに食事を調整する場合も、母体や赤ちゃんへの栄養面への影響を考慮する必要があるため、自己判断での食品除去はお控えください。
ご希望の方はまず診察時にご相談いただき、医師と一緒に検査の可否を判断します。
A. IgG抗体の値は食生活の変化によって変動するため、検査結果は一生固定されるものではありません。
食事内容を大きく変えた場合や、除去後に該当食品を再導入した場合など、体の状態が変わったタイミングで再検査を受けると、より現状に近い反応パターンを把握できます。
再検査の時期については、体調や食生活の変化を踏まえて医師と相談しながら判断します。
A. 他院での検査結果をお持ちの方も、ご相談いただけます。
ただし、検査機関や使用したパネル(検査項目)が異なる場合は、結果の見方や基準値が変わることがあるため、当院での検査結果と単純に比較できないことがあります。
持参される際は、検査を受けた機関名・パネル名・検査日が記載された結果レポートをそのままお持ちください。
A. 服用中の薬剤によっては、検査結果の解釈に影響する可能性があります。
サプリメントについても、成分によっては影響が出るケースがあるため、服用中のものはすべて問診時に医師へお伝えください。
服薬中だからといって必ずしも検査が受けられないわけではありませんが、結果の解釈に影響する場合があります。