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2026年8月6日
脂肪吸引は理想のボディラインに近づけられる施術として選ばれていますが、術後に現れる体の変化を見て「これは後遺症ではないか」と感じ、不安になる方も見受けられます。
実際に現れる症状の多くは、むくみや内出血、拘縮といった一時的なダウンタイムによるものであり、後遺症とは性質が異なるケースがほとんどです。
とはいえ、まれに神経や皮下組織への影響が長引いてしまい、後遺症へとつながる場合もゼロではありません。
この記事では、脂肪吸引で後遺症が起こる原因や実際に起こりうる症状の種類、リスクを抑えるために意識したいポイントや、気になる症状が出たときの対処法まで詳しく紹介していきます。

脂肪吸引後に現れる症状には、一時的なダウンタイムによるものと、適切な対応が必要となるケースがあります。
過度に心配しすぎず、正しく判断するためにも基本的な知識を知っておくことが大切です。
ここでは、ダウンタイムとの違いや後遺症が起こる原因、発生頻度について解説します。
脂肪吸引の術後には、いくつかの症状が現れることがあります。
これらは手術によるダメージから体が回復していく過程でみられる一時的な変化であり、多くの場合ダウンタイムと呼ばれる期間内に少しずつ落ち着いていきます。
例えば、内出血は術後しばらく目立つことがありますが、拘縮による皮膚のつっぱり感も時間の経過とともにやわらいでいくケースがほとんどです。
こうした症状が一時的に現れたからといって、それだけで後遺症と判断することはできません。
なぜなら、施術によって刺激を受けた組織が修復していく過程で、一時的に生じることがあるためです。
ダウンタイムと後遺症は性質が異なるため、それぞれの特徴を正しく理解しておきましょう。
脂肪吸引後にみられる後遺症は、単一の原因だけで起こるわけではなく、複数の要因が絡み合って生じると考えられています。
代表的なものとして挙げられるのが、カニューレによる神経や皮下組織へのダメージです。
吸引の際に細い管を繰り返し出し入れする過程で、周辺の神経や組織がわずかに傷つき、しびれや感覚の変化として残ることがあります。
また頻度は高くないものの、傷口からの細菌感染などの合併症が後遺症につながる場合もあるでしょう。
このほか、吸引を行う範囲の広さや吸引量の多さ、除去する脂肪の層の深さ、皮膚の弾力性や体質といった個人差も、後遺症の起こりやすさに影響することが分かっています。
同じ部位を施術した場合でも、これらの条件次第で経過には差が生まれます。
つまり後遺症は、施術そのものだけでなく、身体の状態や術後の過ごし方などさまざまな要素が重なって生じる可能性があるものなのです。
後遺症は、脂肪吸引を受けた方の多くに起こるものではなく、実際に生じる頻度は高くないとされています。
2024年に海外で発表された、約2万9千人を対象とする『脂肪吸引におけるリスクと合併症発生率:系統的レビューとメタ分析(※)』でも、何らかの合併症が生じた割合は2.62%と報告されています。
後遺症だけの発生率を示したものではありませんが、脂肪吸引後に起こり得るリスクを示した報告のひとつです。
脂肪吸引は医療行為であることに変わりなく、リスクを完全にゼロにすることはできません。
大切なのは、後遺症が「絶対に起こらない」と思い込むのではなく、まれに起こり得るものだと理解したうえで、正しい知識を持って施術に向き合うことです。
不安をあおるような情報の中には、極端な例が含まれていることもあります。
過度に恐れず、過度に恐れず、正しい知識をもとに判断することが納得のいく選択につながるでしょう。

脂肪吸引後には、時間とともに改善が見込めるものから、対応が必要になるものまで、さまざまな症状が現れることがあります。
事前に把握しておけば、いざというときも落ち着いて対応できるでしょう。ここでは、脂肪吸引後に起こる可能性のある代表的な後遺症を紹介します。
脂肪吸引の後遺症として、しびれや感覚の鈍さが長引くケースがあります。
具体的には、皮膚に触れても感覚がわかりにくかったり、ピリピリとした違和感が続いたりする状態です。
吸引の際に細い管が皮下の神経に軽い刺激を与えることで起こると考えられており、ダウンタイム中にみられる一時的なしびれとは異なり、数ヶ月単位で続くこともあります。
多くの場合、時間の経過とともに神経の働きが戻っていき、徐々に改善が期待できます。
ただし、しびれが強くなる場合や、長期間にわたって感覚の異常が続く場合は、施術を受けたクリニックへ相談してみてください。
皮膚の表面が波打つようにデコボコしたり、部分的にひきつれた感覚が残ったりする症状も、脂肪吸引の後遺症のひとつです。
吸引量に偏りが生じたり、皮膚に近い浅い層まで過度に吸引したりすると、表面の凹凸につながる場合があります。
また、組織が修復する過程で生じる線維化や癒着が、ひきつれの原因になることもあります。
似た症状にダウンタイム中の拘縮がありますが、拘縮は組織の修復過程で一時的に生じる引きつれ感です。
それに対し、ここでの凹凸やひきつれは、その状態が長期間解消されずに残るものを指します。
気になる場合は定期診察の際に医師へ伝え、経過を踏まえて経過観察でよいのか、治療が必要なのかを確認しましょう。
施術後に、左右で仕上がりに差があるように感じられることがあります。
もともと人の体には多少の左右差があるものですが、脂肪吸引によってその差が目立ってしまう場合があります。
また、術後しばらくは腫れの程度に左右差が出やすく、片側だけ大きく見える状態が一時的に生じることもあるでしょう。
左右の吸引量に差が生まれることも、仕上がりの違いとして感じられる原因のひとつだといえます。
こうした左右差は、腫れが引くにつれて自然と目立たなくなっていくのが一般的です。
ただし、腫れがおさまったあとも左右差が残るようであれば、クリニックへの相談も検討してみましょう。
脂肪を取り除いたあと、皮膚が余ってたるんだように見えることがあります。
これは、吸引した脂肪の量に対して皮膚の収縮が追いつかない場合に起こりやすい症状です。皮膚の弾力や吸引量によっても左右されます。
年齢が上がるほどコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚のハリが弱まるため、たるみが目立ちやすくなる傾向があります。
また、皮膚が伸びやすいお腹や二の腕も、たるみが生じやすいとされる部位です。
軽度なたるみは時間とともに引き締まっていく可能性もありますが、気になる状態が続く場合は、皮膚の状態や施術部位に応じた治療をあわせて検討することもできます。
脂肪吸引では、カニューレを挿入するために数ミリ程度の切開を行うため、その部分に傷跡が残ることがあります。
また、炎症の影響で吸引部位の皮膚が茶色っぽく色づく、『炎症後色素沈着』と呼ばれる状態が生じる可能性もあるでしょう。
術後数ヶ月にわたって、傷跡や色素沈着の赤みや色の変化が続くことがありますが、多くの場合、半年から1年ほどかけて徐々に肌になじみ、目立ちにくくなっていきます。
ただし、改善までの期間には個人差があることを理解しておきましょう。
このほか、神経損傷や感染症といった合併症が起こることもありますが、発生する頻度は高くありません。
上述の『脂肪吸引におけるリスクと合併症発生率:系統的レビューとメタ分析』でも、感染症の発生率は0.02%、血腫は0.27%、皮膚壊死は0.046%と、いずれもごくわずかな数値にとどまっています。
とはいえ、これらの合併症が起こった場合は、早めに診断と治療を受けることが重要です。
強い痛みが引かない、患部に熱感や発熱を伴う、傷口から膿のようなものが出ているといった症状は、通常のダウンタイムの経過ではあまり見られない注意すべきサインです。
このような症状に気づいたときは、自己判断で様子を見ず、できるだけ早く施術を受けたクリニックまたは医療機関を受診してください。
早めに適切な処置を受けることで、症状の悪化を防げる可能性があります。

後遺症について理解したうえでも、できるだけリスクを抑えて施術に臨みたいと考える方は多いことでしょう。
事前の準備や日々の過ごし方次第で、リスクを軽減できる場合があります。ここでは、後遺症のリスクを減らすために意識したいポイントを紹介します。
後遺症のリスクを抑えるために重要なのが、医師やクリニックの選び方です。
脂肪吸引の症例数や実績が豊富か、術後の診察や相談に対応できる体制が整っているかなどを確認しましょう。
また、ホームページの症例写真や口コミだけで判断するのではなく、複数の情報を参考にしながら、自分が納得して施術を任せられる医師・クリニックを選ぶことが大切です。
十分なカウンセリングを受けることも、後遺症のリスクを抑えるうえで欠かせません。
施術のリスクや副作用について説明を受け、自分の悩みが脂肪吸引で改善できるかどうか、適応を確認しておきます。
不安や希望する仕上がりのイメージも、遠慮せず医師に伝えておくのがおすすめです。
ほかにも、トラブルが起きた際にどのような対応をしてもらえるのか、事前に確認しておくと安心につながります。
術後は、医師の指示に沿ったセルフケアを行うことも、リスクを抑えるうえで重要です。
圧迫着の着用期間や安静に過ごす期間、運動や飲酒を控える時期など、指示された内容を守ることで、腫れや内出血の悪化を防ぎやすくなります。
日常生活で無理をすると、症状が長引く原因になる可能性もあります。
気になる症状がある場合は自己判断せず、施術を受けたクリニックへ相談し、医師の指示に従って対応しましょう。

術後の経過には個人差がありますが、症状によっては医師への相談や適切な対応が必要になる場合もあります。
慌てず状況を確認し、適切なタイミングで行動しましょう。ここでは、後遺症が疑われる場合の対処法を紹介します。
術後に強い痛みが続く、熱感や発熱がある、傷口から膿のようなものが出ている、といった症状は、通常のダウンタイムでは見られにくいサインです。
また、症状が時間とともに悪化していく場合や、目安とされる期間を過ぎても改善がみられない場合も、注意が必要です。
こうした変化に気づいたときは、様子を見続けるのではなく、できるだけ早く施術を受けたクリニックに連絡し、状態を確認してもらうことをおすすめします。
クリニックに相談する際は、症状の経過を具体的に伝えることも欠かせません。
いつ頃から症状が出始めたか、どのように変化してきたかをまとめておくと、医師も状況を把握しやすくなります。
腫れや変色などの見た目の変化は、日々の写真を残しておくことで、口頭では伝えにくい部分も共有しやすくなります。
痛みや違和感によって日常生活にどのような支障が出ているかも、あわせて伝えておくとよいでしょう。
相談を重ねても症状が改善しない場合や、診断や治療方針に納得できない場合は、別の医師の意見を求めるセカンドオピニオンも選択肢のひとつです。
担当医とは異なる視点から状態を確認してもらうことで、新たな方向性が見えてくることもあります。
凹凸や左右差など仕上がりに関わる悩みでは、修正治療を検討する可能性もあるでしょう。
経験豊富な医師に診察してもらうことで、より納得のいく選択ができます。

最後に、脂肪吸引の後遺症に関するよくある質問を紹介します。
A:年齢や体質、皮膚の弾力、施術範囲や吸引量などによって個人差があり、一概に「この人は残りやすい」と言い切れるものではありません。
他の方の経過だけをみて、必要以上に不安を感じないようにしましょう。
不安な点は事前のカウンセリングで医師に相談し、十分に説明を受けたうえで施術を検討してください。
A:症状の種類や程度によって経過は異なります。
腫れや一時的なしびれなどは時間とともに改善するケースが多いですが、感覚の変化や傷跡、皮膚の凹凸などが長く続く場合もあります。
症状が改善しない、または悪化していると感じるときは、期間にかかわらず施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
A:症状の種類や経過にもよりますが、時間とともに改善が期待できるケースもあります。
凹凸やたるみなど仕上がりに関わる部分は、修正治療によって整えられる場合もあるため、まずは医師に相談してみることをおすすめします。
脂肪吸引後に現れる症状の多くは一時的なダウンタイムであり、後遺症とは異なります。
後遺症が生じる可能性はあるものの、頻度は高くなく、正しい知識を持てば過度に恐れる必要はありません。
リスクを抑えるためには、経験豊富な医師を選び、十分なカウンセリングを受けたうえで、術後のセルフケアを丁寧に行うことが大切です。
気になる症状が長引く場合は、早めに医療機関へ相談してください。
『BIJOU CLINIC』では、経験豊富な医師が一人ひとりの体質や希望を丁寧にヒアリングし、リスクを抑えた施術とアフターフォローで安心をサポートしています。
脂肪吸引をご検討の際は、ぜひ銀座の『BIJOU CLINIC』へご相談ください。